　夜にまた会うことになったけど、口約束であてにならないため、確認のためにメールをすると時間を指定してきた。私は夜に1人で食事をする予定をすでに立てていたため、予定通り食事をし、その後に仕事終わりのカイルとパブに行った。諸事情によりやる気がなく、また不機嫌だった私は彼の話をずっと聞いていた。彼がイギリスにいた時の話等々。イギリスのとある地方都市に住んだことがある私にとっては、イギリスの話は退屈ではないから、聞き役に徹していた。私はほとんど話をしなかったけど、彼が「I fancy youだから、今度ちゃんとデートをしよう。料理でも作るよ。」と言ってきて、「いいよ。」と答えたら驚いた様子だった。fancyはイギリス人が使う単語で、恋愛対象として好きという意味。likeだとただ好きなのか恋愛対象として好きなのか分からないから便利な単語だと思う。彼はトイレに行くついでに頭にキスをしてきた。会ったのが10時近くで、あまり時間がなくて、一緒にいた時間は1時間半ぐらい。帰り際、頬にキスでもしてくるのかなと思ったらハグだった。両頬や片方に挨拶でキスをしてくるイギリス人は結構いるけど、カイルはそのタイプではなかった。