第2回 人生の夢と目的

設問① 「ところであなたの人生の夢とは何だろうか。ここでは難しく考えずに、実現が可能かどうかも一切考えずに、思いつくだけ列挙してみて欲しい。」


(例えば、自動車が欲しい。結婚したい。マイホームに住みたい。飛行機のパイロットになりたい。世界最高の本を書きたい。宇宙を征服したい。ノーベル賞を取りたい。などなど、何でもよい)


 まず、どんな夢にも、そこに優劣は無い。しかしそれらの夢には何らかの共通点が見いだされることに気づく。自動車に乗って人と楽しくドライブしたいのだろうか。結婚して人と笑顔で暮らしたいのだろうか。マイホームで人とパーティーを開きたいのだろうか。飛行機を運航して、人に喜んでもらいたいのだろうか。本を読んだ人が感動するように書くのだろうか。宇宙を征服して人々から崇められたいのだろうか。ノーベル賞をとって人々の暮らしに貢献したいのだろうか。


 人は、他人から愛されたいし尊敬されたいという気持ちをほぼ誰もが持っている。どんな夢もその目的は自己実現であると同時にそれは他人から愛され尊敬される人となることなのではないだろうか。


 あなたの夢が、実現することが可能なのかどうかはまだ分からない。この教科書は、その夢に、その目的に、少しでも近づくための教科書である。

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