安倍ちゃんショックが想像よりデカい(令和四年七月一〇日)

 しんどさ一ねむさ五

 万歩計五一七、小指手術後一四六日目。

 日曜日は午前四時すぎに起きてしまった。そのままダラダラと九時すぎまで飯も食わずに起きており「飯と薬をのまねば」と内心焦ってるのに実行できないという、ADHD特有の態度で困ってしまった。

 九時から小一時間眠れた。一一時にようやくベッドから出て、朝の薬だけ飲んだ。飯抜きだった。

 ダラダラと何をしていたか?安倍ちゃん殺害のニュースを見ていた。ニュース配信を見たり、ツイッターで検索してた。自作銃についてとか、宗教二世についてとか。

 安倍元首相の殺害についてのショックがまだ尾を引いていた。自作銃って。全日から付け回していた。宗教二世。怨恨。

 一四時ごろにようやく隣のコンビニへ行き、おにぎりを購入してきて昼飯にした。昼の薬も飲んだ。一人で黙々食べると食事ってより、エサって感じがするよなって思う。誰かと喋りながら舌づつみを打つというような事は最近ないなあ(土曜日に山下嬢としてきたけど)なんて思っていた。

 一五時から一八時ちょっと前まで仮眠をしていた。

 一八時すぎに山下嬢からもらったフィナンシェをもそもそ食べた。あずきが少し入った焼き菓子だ。バターの風味が濃くて甘く、美味しかった。疲れた脳にしみた。

 一九時すぎに隣のコンビニへ行き、ドライカレー、カットステーキ、蒸し鶏とザーサイのサラダ、アサヒドライゼロ(ノンアルコールのビアテイスト飲料スーパードライのアルコール抜きみたいな飲みごたえがある)を買ってきて晩酌兼夕食にした。夜の薬も飲んだ。

 ドライカレーのスパイシーな感じ、カットステーキのバターの風味、蒸し鶏とザーサイに絡んだラー油の風味がとても美味しかった。ドライゼロの刺激でそれらを流し込んでいった。

 二〇時に食休みをしながら選挙特番の冒頭を見た。赤松健(比例・自民)の当選確実をツイッターで知り、神奈川選挙区の投票した候補の議員も当選確実が出ていたのを確認した。

 この議員を選択したのは、三原じゅん子ではない自民党(与党)という、消極的な理由だからで、特段推し議員って訳じゃない。政策も俺の心に響かなかったしな。民主党の件でこりてるんだわ。ワンイシューで俺に響く政治家が神奈川選挙区にいるのだろうか?いやいない。

 なんて事を食休みしながら考えていた。

 それからトピアでギフトボックス回収を少ししてから、自分の配信を開始した。安倍ちゃんの事がショックで頭から離れない。そんな時は歌うか誰かとそれについて話すのが良いというのを経験で知っているのだ。

 三〇分で終わるつもりが、一時間弱カラオケ配信をしてしまった。六人くらい観客もきて、ギフトも少しもらってしまった。

 歌いながら「安倍ちゃんの事がショックで」とか「他人の事なのに未だにショックが続いていて」とか言ってショックの共有をしていた。歌っていると、レクイエムがレパートリーにないなって思っていた。安倍ちゃんを追悼する歌がなかった。代わりに「また逢う日まで」を歌った。恋愛の別離の曲なのだが。

 ヤットデタマンも歌った。正義はあるのか?って気分だった。ヒーローはやってこなかった。巨大な恨みと勘違いした孤独の悪が勝利していた、そんな気分だった。歌い終えたら気分がスッキリした。ショックが少しだけ和らいだ。

 その間パソコンでは、選挙特番から変わって緑仙のカラオケ九〇点チャレンジ配信を流していた。二三時すぎまでトピアでだらだらすごしていた。

 風呂の仕度をして、入浴したのは二三時すぎだった。長風呂から出たのは日付が変わってからだった。スマホは浴室に持ち込まなかった。安倍ちゃんの死について、一人で考えたかったからだ。考えたからといって何か発見があったり腑に落ちたりしないのだけれども。追悼はあった。

 風呂から出てすずみ、寝たのは午前一時をすぎていた。月曜日は病院のデイケアがあるので無理してでも寝なければ。そんな気分だった。安倍ちゃんの死については全然腑に落ちてない。モヤモヤしている。寝たら少しはスッキリするだろうか?

 誰かとハグして、米国人みたいにショックな気分を共有できたら楽になれるのにな、なんて考えている。ああいうスキンシップは大事なんだな多分。おやすみなさい。

 この日記は朝起きてから慌てて書いた。時間のマネジメントができてないなあ。駄目だめじゃん。ほなまたね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る