騎士学園と十の秘剣

りょう

第1話 終わりの始まり

〜数年前の帝国の反乱〜


「おい、貴様ら、何をしているか分かっているのか!?私を殺す事はこの帝国を潰す事になるのだぞ?貴様らを育てたのは私なのだぞ!」


帝国の陛下がそう告げる


「確かに僕たちは陛下に、帝国に育てられました。

如何に敵を素早く、バレずに殺すかを。

ですが、陛下のしていることは国を良くするためのものでなかった事を知ってしまった。帝国はスピネール王国を乗っ取ろうとしていますね。」


「それがなんだというのだ。人を、国を支配するのだ。その力はスピネール王国には無い、我々帝国にしか無いのだ。貴様ら”十の必剣”がいる限り。」


「確かに僕達は国を終わらせる力を持っている、ただこれからまた欠けてしまってはダメなんです。

帝国は王国だけでなく、僕達をも滅ぼすでしょう。

なので変わらなければならない。その為に陛下、貴方には此処で死んでもらいます。」


「私を殺す?だと、恩を仇で返すとはこの事だな。

私を殺して、帝国を滅ぼしたつもりか?(苦笑)笑わせるででない、そんな事をしっ…」


僕は陛下の言葉の途中で割って言う。

「少なくとも僕達は終わりだと思っています。それに帝国にいる者には考え直してもらいます。陛下を殺した後、一度よく考えてもらいもしそれでも陛下と同じ考えに至った者が現れたら、我らが、”帝国の十の秘剣”がその者達を終わらせる、貴方のように、ね」

僕はハッキリと言った、そして剣を構えた


「何を言っても無駄な様だな、だが最後に言わせて貰おう、お前達は思い知らされることになるだろぅ力が正義で力こそ全て、帝国の理念は間違って居なかったと、そして全てを知った時、貴様らが新たに帝国を作り、国を支配すると…私と同じ様にな…」


僕は陛下の首を切った、そして次にすることは一つだった

「此処から出る!そしてこれからは秘剣を隠し生活していくことになる、此処にいる秘剣はまた巡り会えるはずだ、その時皆んなが敵でない事を祈る、そして僕達の誓いを忘れるな!いいな?」

僕が言うと


全員頷く、1人は口を開き

「勿論だ、だか、残念だったな」


「一本欠けてしまったからね、彼女の剣は僕が預かってて良いんだったよね?」


「あぁ、ユウが持つのが適任だ」

「早く出ないと!追ってが来ちゃうよ!!」

「じゃ、また会う時まで」

[「誓いと願いを共に」]

僕が言うと、全員で言った


そして僕達は帝国を後にして、それぞれに走り出した。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

初作品です。素人学生なので、意見などを聞いてくださると嬉しいです。フォローして頂けると嬉しいです!

この話では、昔主人公に何が起こったかを書いています。(8歳ぐらい)

2話は現代、帝国から離れた後の話です。(6年経ってる)騎士学園での生活是非楽しみにしててください!


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