第2話 ハズレステータス
(どうしてこうなった。)
次に目に映る光景は自室の天井だと思っていた。だが、実際は見慣れない光景が広がっていた。
(え、だってこれ夢だったんでしょ。さっき冷めたんでしょ。)
不安な気持ちが拡がっていく。
(え?もしかして本当に異世界転生しちゃったの!?)
ま、まぁしてしまったものは仕方がない。それに本当に異世界転生しているのであれば望むものは1つ!あの女神(推定)が言っていた
『チート能力』だ!
そして、『最強のステータス』だ!
まずはステータスからだ。こういうのはだいたい最強だって決まっているものなんだ。
強欲だって思われるかもしれないがせっかく転生したんだこれくらい望んだっていいだろう。
体力180 防御350 防具 無し
攻撃110 特防280
魔力130000
耐性 無し
「………………」
え、何このステータス。偏りすぎでは無いでしょうか?
(いや、まだスキルがある。このスキルに頼れば…)
スキル:???
「………………」
ちーん。なんで、なんだよこれ。もう訳わかんないよ。スキルは魔力だけがバカみたいに高くて、スキルは自分で使うものなのに分からない…。もう訳分からん。
でも、まだLv.1だ。これからなんとでもなるはずだ。
それに比程度にそこら辺の人のステータスも見てみよう。
村人A 23歳 男 Lv.6
体力620 防御350 防具 無し
攻撃230 特防280
魔力30
耐性 無し スキル:商売上手(Lv.812)
栽培上手(Lv.903)
「…………………」
うん。もう、なんか僕村人Aなんかに負けているんだけど…Lvもステータスも全部。
うん。本当にあの女神(推定)はこんなステータスで魔王討伐なんて出来ると思っているのだろうか。
とりあえずレベル上げだ。
レベルが上がればステータスも少しは上がるだろうし、スキルも解放されて行くことだろう。
そうなればそこら辺の草原にも行って適当なモンスターを倒してこようではないか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます