第9話 怒涛の日々も……
そして、伯父達を迎えてから更に怒涛の11日が始まりました。
先ずは伯父様達に売ると言った、土地の下見と職人達の手配ですが。これは、伯父様と長男のクロノス様と、お父様にヴァンスお兄様とで手配をしたようです。近々職人たちが出入りするそうです。
屋敷が出来るまで約3ヶ月掛かるそうですわ。
そうそう、魔物退治はお父様と伯父様で話し合って決めたそうですわ。
何でも、お兄様達と従兄弟達と騎士達が合同でするそうです。
頑張って下さいねぇ~?
その話を、お兄様がとても嫌な顔をして私に話をしてくれましたが……知りません!
あんな私に対して失礼な方達の事は!
でもそんなに大掛かりですることかしら?
森に居るのは、比較的弱い魔物しかおりませんわよ?
でもまぁ…これも当初の予定通りに、事が進んでる筈ですわね?
取りあえず安心なのかしらね。
この討伐の指揮に当たるのは、アレクお兄様とライアン様の、お二人でなさるそうですわ。
それと、伯父様達には内密で東と、西にいるヤルス王国の間者以外の騎士…要は不正をしていた騎士は牢の中へ入れたそうです。
………これで安心?
伯父達は、もう入られて仕舞ったので後は行動を影達に見張らせるとのことです。
それと他国の間者ですが…、ここで処分してしまうと…不味いそうなので泳がせて、後から纏めて………だそうです。
てんてんてんが気になりますが?
聞かなかった事にします。
それと従妹とは、少しだけ会うことがあり。ええっとお名前は…そう!シリアさんと、少しだけお話しをしました。
この子はあのルシスとは違い、口数が少なく読書家な大人しい子でした。
存外まともでしたのよ?驚きです。
でも、鑑定してないので今は分かりませんが…。案外一番厄介なのかも?
伯母様も少し天然ですが、お母様と良くお茶をしております。
化粧品の事をしつこく聞かれたそうですが…。
お母様は、お話に為らなかったそうですわ。
良かった……聞かれても面倒だし。
お売りする気は無いのよね未だ。
粗方この何日かであった事を、お話しましたが……いかがです?(あら、誰と話してるのかしら?)
それでも、まだまだ細かいことが決まって無かったりしますが……。
以外にすんなりトラブルもなく進んでおります。(これも誰と話してるの?)
これが怒涛の11日の出来事でした。
そして、明日は貴族達のお出迎えです。
今回はちゃんとした人達を、お招きしたいですわね?
でも、私は余り関係なさそうなのでほっとしてますが?
グレンと新しく迎えた、第二執事のウェルスとチビ達でまったりしたいわね?
#☆#☆#☆
……出来ませんでした………関係は大有りでした。
あの門を抜けて来られた貴族達を、城でお出迎えするそうです。
特に、お父様に叔父様とお兄様二人と私がメインでです。
伯父一家は今回ご遠慮願ったそうですわ。
予定としては、到着した方達を迎賓館にご案内した後に、夕方の時間帯から晩餐会を開き、そこでご挨拶するそうです。
そして、こちらへご到着をされた貴族の方達が、なんと少ない5組でした。(笑)
笑えますわよ?後でその様子を、門番達にお話を聞いてみるのもいいですわね?
さて、お迎えした貴族の方達ですが……。
なんとイリアのお父様と、イリアご本人とその婚約者一行。
マリエールのお父様に、マリエール本人とその婚約者一行。
そして、ヴァンスお兄様の元部下で、副団長のダルト・チェンバース侯爵様が、お父様のダイス・チェンバース侯爵様と一緒に来られました。
でも、これって……5組とは言えないのかしら?
そして後の2組は、なんで来られたのか?謎です。
一方は、リシュタール国内の貴族で、エルダル・インブルグ伯爵様と、ご子息のエンバル様。
そして……隣国、ヤルス王国の王子、名前がジークフリード・ナルス・ルヤス殿下御一行でした。
もう……笑うしかありません。
なんでこうなったのかしら?
と言うか……ヤルスって何処かで聞きませんでしたっけ?
……あ、内通者の間者が居たではありませんか!どうするのかしら?影達は見張ってる筈よね?
招いたのが20名の貴族達で、門をちゃんと?通れたのがこの方達?ですか……。
それに友人二人の貴族二組と婚約者?あら、もうご結婚なさったのかしら?
その5組です…………なんだか混乱しますわね?
さて、どういう事か先ずは誰から理由を聞けば良いのかしら?
でもイリアにマリエール……会えてとっても嬉しいわ。
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