第10話 話がとっ散らかってるわ!

 そんな話をお父様と話をしていると、叔父達が部屋に入ってくる。


「失礼するよ?おや?パトリシア!君は流石に早いな?」

「ええ、叔父様。当たり前ですわよ?」

「で?アレクはどうしたね?」


 知りませんわ、叔父様が御存じですわよ?

 叔父様に聞いて下さいな。


「さぁ?私は知りませんわよ。叔父様がご存知なのでは?」

「お前達、未だ仲違いをしてるのか?」

「私はそんな積もりはありませんわよ?お兄様がお話をして、下さらないので分かりませんわ。フン」



 アレクお兄様の話をしていると、叔父様の後ろからひょっこりと、お兄様がお顔を出して文句を言う。


「話さない訳ではないよ!シア?」

「なら、なんですの?私が声を、お掛けしてもお返事をしてくださらないでしょ?」

「それは、私だって色々考えて………」


 うざったい!


「あーーもういいですわ?それより、お父様?叔父様と一緒に彼方の御屋敷へ行って、ちゃんと引導を渡してきてくださいませね?これ以上足を引っ張られないように?」

「ククク、パトリシア!君は勇ましいねぇ~。女にしておくのが、勿体ないぐらいだよ?どうだ?私の息子と……」

「ストップ叔父上!マクレインもしくはジョシュアとは、婚姻は無理ですからね?血が濃すぎます。そして年齢が離れてる!」

「おっと!そうだったね?すまん、うっかりね?でも……年はそう離れてはないよ?それにしても…、パトリシアの有能な力は外に漏らしたくは無いねぇ~」


 うっかり?漏らしたくない?

 な、なにそれ?

 怖いんですけど?叔父様? 

 年が離れてない?従兄弟たちって、年いくつだっかたかしらね

 って、言うか……話がとっ散らかってるわよ!


「お前達!本題から話が逸れてる!いい加減にしないか!」

「あぁ、そうでしたね。フフフ」

「申し訳ありません。父上それで?これからどうしますか?」

「そうだなぁ~、新しく雇い入れた者達を改めて身元の確認するか……」


 …そうよねぇ~そうしないと………あら?

それって………。


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