第8話 畑の再生と知りたがりの訳と黙りは?
では、そろそろ畑を元に戻しますわね?
先ずは、ハーブ園から再生です。
土に触って…………魔法発動!
「再生リジェ」
畑に魔法を掛けると、枯れていたハーブ達が青々としてきました……これで何とかなるかしら?
そして、次々に苗と畑の再生をして行きます。
温室も気に成ったので、様子を見に中に入れば……案の定………木が!ベン!頼みましたよねぇ~私は?
泣けてきたわ!木が、枯れかかっていてショックで私は倒れそうです。
ですが、ちゃんと抑えて再生させました。
これで、花が咲いて実が生れば安心なのですが………?
後は、ベンと時間に任せて楽しみにしていましょう。
これで一通り苗木の枯れた場所は、なくなったかしらね?これでベンに引き継ぎが出来ますね。
「ふう~終わりましたわ!ベン!何処に居ますか?」
「は、はい!お嬢様………おお!これは」
ベンを呼ぶと、私の邪魔に成らないように作業場で待機して居てくれたのか?慌てて私の元に走って来てくれました。
「フフフ。ベンこれで何とか成るかしら?」
話し掛けると、ベンが畑を見渡します。
「おお、これで仕事に成ります!お嬢様ありがとうございます」
「そう?それなら後はお願いね?あと、少しでも変な方が居たら、直ぐにお父様に相談よ?分かったかしら?」
「は、はい!今度は絶対に」
「なら、私は戻るわね?ベン頑張ってね?」
「は、はい!お嬢様」
「叔父様、お兄様?私は、城に帰ります」
叔父様満足しましたか?全く知りたがりで困りますわね?
「お、あぁ。戻ろうか?パトリシア。それにしても凄いね?どれだけ魔力が有るのか、これは隠したくなるねぇ~?」
「別に隠してませんわよ、叔父様?見られるのは、私が嫌なだけですわよ」
「そうかい?なら、私に見せてくれたのは。良かったのかい?」
「良も、悪も………叔父様……。叔父様が、私の魔法を見たかったからですわよね?なら、聞かないでくださいな?」
あんたがみたいと言ったのよね?
何か矛盾してるわよ!
「ハハハ。ばれてるね?」
面倒だわね、城に戻るわ!
「あの?私部屋に戻りますわよ?宜しくて?叔父様?」
「あぁ、先に戻って構わないよ?私も後から行くよ?アレクと一緒にね?」
「それでしたら、失礼しますわ」
パタパタと、叔父達の前から走ってその場を離れて木陰に隠れて瞬間移動で自室に戻った。
◆後に残された二人は?◆
「叔父上、何か探ってませんか?その事に、パトリシアを巻き込むのは勘弁してくださいね?」
今回の事は、偶然なんでしょうがね?
「巻き込むなんて侵害だよ?フフフ」
「その、笑いが不気味なんですがね?」
「いやぁ、あの?幼かった兄妹三人!逞しくなったね?私は、安心したよ。これから、あの父親を兄さんと一緒にやり込められる!そんな日が来るなんて!私は、これ程嬉しい事はないね!」
何が、それ程嬉しいのか……分かり兼ねますよ? 叔父上?
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