3話 日常。

 ――小学校に入学して数日、俺の日常はいつも通りだった。朝起きて支度をし、学校に行く。学校に来たら机に向かい勉強をし、休み時間は本を読む。そして、学校が終われば家に帰る。たったそれだけの日常。唯一、他人との違いをあげるとしたら……。


   『俺の周りは、


 実際に人がいないわけではない、俺の周りだけ人がいないのだ。理由なんて分かっている。


   『俺のランクがGだから』


 ――――あ、そういえば1人だけ俺に話しかけてくる奴がいた。


「ねえ、君は1人で寂しくないの?」


「寂しくないよ、別に……」


 俺に話しかけているのは『花嶺はなみねかすみ』彼女のランクはAなんだけど……。なぜか俺に話しかけてくるが、正直に言うと迷惑である。


「えー、絶対噓だよ。1人は寂しいもん」


「うるさいな、俺に話しかけないでくれるかな」


 俺がそう言うと、彼女は教室のドアまで歩いてこっちを見た。


「嫌だ、また明日も話しかけるから!」


 そう言い残して彼女は、教室を去った。

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