第2話地獄の日々
僕は桜子と連絡先を交換した。
LINE交換もした。
それが間違いだった。取り返しのつかない事をしてしまった事をまだ僕は知らなかった。
「桜子」
ねぇ誠!
今日、一緒に飲みに行こうよ!
たまにはいいでしょ?
「誠」
いいよ。今夜行こう。
*居酒屋にて*
「桜子」
ねえ誠、私達さやり直さない?
「誠」
え……
い……いやちょっと早くないかな?
「桜子」
そうかしら。私は本気よ?
「誠」
いや、ほら
僕さ今ストーカーに悩まされてるし
君に何かあってもさ嫌だから。今は無理。
「桜子」
ふーん
そうか。(うふふまだストーカーが誰かわかってないみたいね。アハハ。いいわよ。必ず私の物にしてあげる。)
「誠」
うん。
僕はそろそろ帰るけど、桜子はどうするの?
「桜子」
あ、え……あー私はまだ飲んでるわよ。
じゃ帰り道には気をつけてね。
それじゃまたね。
「誠」
おう。桜子も気をつけてね。
あんまり飲み過ぎないようにな。
なんだか……桜子の様子が変だったな。
どうしたんだろう。
僕悪い事したかな。
*次の日*
あれ、電話だ。
「誠」
もしもし
宮坂です。
どちら様でしょうか?
電話口からは何も聞こえない。
あれ無音電話だ。気持ち悪い。
また次の日も電話が来た。
全て公衆電話から来ていた。1日に何度も来たら気持ち悪い。
あれ次は桜子からのLINEだ。
「桜子LINE」
ねえ誠、今何してんの?
誰といるの?
ねえなんで無視するの?
ねえ、ねえってば
もしかして、私以外の女といるの?
ねえ誠!無視しないで。
誠!
あ、今家の近くだから行くね。
「誠」
うっやばい。鍵とチェーンロックをしてっと。
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン
ピンポーン、ピンポーン
ねえ誠居るんでしょ?居るなら開けて?
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。
「誠」
ひっ……。嘘だろ。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン。
ねえ誠居るんでしょ?開けないさいよ。
どうして無視するの。
あ、もしかして私がストーカーって思ってるの?
アハハハハハハ……ねえ誠
酷いよ。私はねあなたが好きなの。
本当は誠の事を諦めてないからね?
アハハハハハハ。
誠、あなたがどこに逃げても必ず見つけてあげるね!
また来るね。誠。
「誠」
やばい。電話番号変えたりしなきゃ。
このままじゃ僕は桜子に殺される。
引越しもしなきゃ。
会社には、辞職すると言わなきゃ……。
*次の日*
やばい。また電話だ。
昨日番号を変えていなかった……。
くそっ。
このままじゃ外にも出れない。
とりあえず、家から出てみよう……
今のとこは大丈夫だな。
もし出くわしたらどうしよう……
とりあえず逃げるしかない。
「桜子」
みーっけ。
誠!何してんの?
「誠」
わーーーーー!!
来るなーー!!
急いでその場を後にした。
「桜子」
うふふふ
アハハハハ
誠、私と鬼ごっこしたいんだね!!
わかった。必ず捕まえてあげるね!
「誠」
なぜか分からないが、桜子に見つかった。
このままじゃやばい。
とりあえず警察に行こう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます