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  • 宿雪の記憶への応援コメント

    『切なくて淡い恋愛小説、読みます』
    自主企画参加ありがとうございます!
    読ませていただきました。

    山を愛する大学生・志穂子と精霊であるリュウの雪のように儚く、でも優しい、一時の恋物語。とても感動しました。
    志穂子ちゃんの周囲とは違う葛藤や父へのあこがれ、山への情熱が文章からじわじわと伝わってきました。それだけではなく、リュウとの出会いや言葉を通して、自分を認めていく姿にとても勇気を感じました。
    それからリュウと志穂子の淡い恋愛。リュウの存在は志穂子の心に強く残るだろうと思いました。それでもたったひと冬の出来事だった事に、切なさが倍増します。
    一話一話の山、景色、風景の表現がほんとに豊富で美しく、そこもまた魅力の1部だと思いました。まさに、切なくて淡い恋愛小説。素敵な作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    藤樫かすみ様

    さっそくお読みくださりありがとうございます! 感動したとまで言っていただけてこちらこそ感激です。

    本作は恋愛小説であると同時に、世間の主流派ではない女の子の生き方を描いた物語でもあります。山の精霊リュウがありのままの彼女を愛してくれたことで、志穂子も等身大の自分を愛せるようになったのですね。
    純文学でもあるので、雪山の情景描写にはこだわりました。様々に姿を変える雪の姿を感じ取っていただけていたら幸いです。

    一冬だけの出会いと別れ。だけどこの冬の出来事を志穂子を忘れることは一生ないでしょう。リュウの存在を心の支えとして、これからも力強く生きていってほしいですね。

    励みになる感想をありがとうございました!

    編集済
  • 宿雪の記憶への応援コメント

    自主企画への参加、そして主催者の作品へのコメントありがとうございます。
    一通り読ませていただきました。

    巧みな情景描写が紡ぎ出す志穂子とリュウの切なく淡い恋の物語。
    大袈裟に聞こえるかもしれませんが、人生について深く考えさせられました。 
    特にリュウの言葉の数々は刺さるものがありました。
    志穂子もリュウとの別れに打ちひしがれていましたが、彼との出会いやその言葉に支えられて本当の自分であったり、孤独な境遇を自信を持って乗り越えるそんな勇気をもらえたのではと思いました。

    作者からの返信

    お読みくださり誠にありがとうございます。

    人生について深く考えさせられるという過分な感想を頂戴し、大変ありがたいです。
    単なる恋愛物語ではなく、「ありのままの自分で生きること」というテーマも含んでいるため、その点を汲み取っていただけてとても嬉しいです。

    他人に追従せず、「山が好き」という自分を貫いたからこそ志穂子はリュウと出会い、孤独の中でも生きる術を学んだ。
    リュウとの出会いは、彼女の人生にとって大きな転換点になったと思います。

    編集済
  • 宿雪の記憶への応援コメント

    一通り読ませていただきました。
    志穂子の心の中に、きっとリュウは生き続けて行くと思います。山を本当に心から愛し、父親のように自然の息遣いまで伝わる写真を撮ろうとする志穂子の気持ちがリュウの心をつかみ、奇跡のような出会いを生んだと思いますし。
    千夏ではきっと起こらなかった奇跡だと思います。
    最後がちょっと切ないですね。リュウが人間だったら、と思ったりもしましたが、はかない存在の精霊だったからこそ、志穂子の心に深く残る存在になったのかな?と思いました。志穂子には、リュウとのひと冬の思い出をずっと忘れず、自分の「ありのまま」の気持ちを大事にしていってほしいですね。
    素敵な作品、ありがとうございました。

    作者からの返信

    度々コメントありがとうございます。
    Youlifeさんから細やかな感想をいただくたび、勇気を出して投稿してよかったなぁ…と感じ入ります。

    構想当初は、山が好きな女の子と精霊との恋愛話という設定だけで、志穂子の『ありのままの自分でいることへの葛藤』というテーマはありませんでした。ですが書いているうちにそのテーマが浮かび、彼女が山に惹かれた理由も明らかになり、結果的に作品が深まったのではないかと感じています。

    『宿雪』という言葉には、春になっても残り続ける雪という意味があるそうです。
    リュウの存在は消えてしまっても、彼と過ごした冬の記憶は、宿雪のように志穂子の中に残り続ける。そんな意味を込めて最終話のタイトルをつけました。感じ取っていただけてとても嬉しいです。

    編集済