第1298話 雪兎
今日は大雪だ。積雪は何センチくらいなんだろう。過去最高だと言われている。犬は喜んで走り回っている。私も滅多に降らない雪にテンションが上がり、寒いが思わず外に出てしまった。
しばらく雪だるまを作って遊んでいると、何やら雪が動いた。何だろうと思って近づいてみると、雪兎がぴょこぴょこと飛んでいた。
「雪兎だ!!えっ!!凄い!!どうなってるんだ!?生きてるのかな?」
雪兎を追いかけていくと、雪兎は仲間を見つけたのか、他の雪兎と合流する。そして雪兎同士がぶつかって、粉々に砕けてしまった。
「あっ……そんなっ……」
そう思っていたら、今度は粉々に砕け散った雪同士が勝手に集まって固まって、さっきよりも大きな一匹の雪兎になった。でかくなっている。
私はその様子が面白くて、つい眺めてしまう。そしてその雪兎は、私の作った雪だるまとぶつかって粉々に砕け散り、更に大きな雪兎となった。どこまで大きくなるの?
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