第591話 ソフトクリーマー
アイスクリーム屋でバイトする私の元にやってきた黒服を着たおじさんが、ソフトクリームを注文した。私は慣れた手つきでソフトクリームを作っていく。
「き、君!!ソフトクリーマーなのかい!?」
「えっ?なんですか?それ」
「その手の動き。感覚。君、ソフトクリーマー大会に出るべきだ。招待状をあげよう。是非出るべきだ」
私がおじさんから受け取ったその招待状は、ソフトクリーマーNo1決定戦の招待状だった。
「ソフトクリーマーNo1決定戦……?」
一番良いソフトクリームを作った人が優勝。優勝賞金1000万円。
「い、1000万円!?嘘ぉ!?出る出る!!」
私はソフトクリーマー大会に出場した。世界各地からソフトクリームを作る事に自信のある人達が揃っていた。しかし私は優勝を逃した。
それから私は、退屈だったソフトクリーム作りに本気で挑むようになった。そう、全てはNo1ソフトクリーマーになる為に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます