この世の中は、多数決主義だ。政治も投票で選ばれるし、ありとあらゆる事が多数決によって決まる。

本当にそれでいいのか？

少数派の意見の中にも良い意見は、沢山あるのではないか？

もしもその多数決の意見が間違っている意見だったら？

多数決が全てではないはずだ。

私は、多数決主義の世の中を多くの人達にもう一度よく考えて欲しい。そう思い立って、私は本を出版した。

本のタイトルは「多数決主義の世の中」だ。

私の本は、テレビの討論番組で取り上げられた。最初はあまり売れず、読まれていない本だったが、徐々に知名度が上がっていった。ある時、ネット上に私の本が取り上げられた。

「多数決主義の世の中を読んだ方が良いと思いますか？」

投票結果。

YES 87%

NO 23%

そして私の本は、このネットアンケートの結果が起爆剤となり、爆発的に売れて高額の印税が手に入った。

やはり世の中、多数決だ。

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