第340話 ボーイ×ミート×ガール
母さんから買い物に行ってきて欲しいと頼まれた。今日の晩御飯は、牛肉を沢山使った肉じゃがを作るよと言われた。スーパーの精肉コーナーに行って牛肉を見る。こうやってみると色々な原産国の肉があるんだな。しまった。母さんにどこの国の肉を買うのか聞いてくるのを忘れた。
「うーん……」
隣には、牛肉を手に取る同い年くらいの可愛い女の子がいた。僕は勇気を出して女の子に声をかけた。
「あの!!肉じゃがを作るには、どこ産の牛肉が美味しい?」
「私は、オーストラリア産がいいと思うよ。脂分も多くないし」
「そっか……。じゃあオーストラリア産にするよ。ありがとう」
「肉じゃが美味しいよね。うちも今日肉じゃがなんだ」
そう言うと彼女は、歩いていった。
次の日の事だった。朝、学校へ行くとクラスがざわついている。今日転校生が来るという。教室に入って来たのは、昨日の女の子だった。
これがボーイミートガールの物語。
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