第305話 バリバリ仮面
学校の帰り道、僕は変な怪人に誘拐された。
「だ、誰か―!!助けてー!!」
助けを呼んでも誰も来ない。僕はそのまま、怪人の乗る飛行船に乗せられて眠らされた。そして目が覚めたらどこだか分からない研究施設のような場所にいた。手足は鎖で繋がれ、動けない。
「離せ!!僕を解放しろ!!」
「クククッ。目が覚めたか。少年」
「なんで僕にこんな事をするんだ!!」
「簡単なことだ。お前の持つ生命エネルギーとバリバリの遺伝子を結合させる」
「僕の生命エネルギー?バリバリの遺伝子?一体何を言ってるんだ!?」
「そう。君は陛下から選ばれた男の子なのだよ」
「陛下?」
「お喋りの時間は終わりだ。お前は次に目が覚めた時には、正義の味方、バリバリ仮面だ」
「……へっ。だせぇ名前。何がバリバリ仮面だ。……ううっ」
激痛で意識を失った。
「正義の味方、バリバリ仮面参上!!」
こうして僕は、正義の味方になった。
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