第39話 小悪魔

僕は封印の箱を手違いで開けてしまい、小悪魔に憑りつかれてしまった。


「イーッヒヒヒヒヒ。封印を解いてくれて感謝するぜ。だがお前に憑りついて悪さしてやるぜ」


そう言うと小悪魔は、僕に憑りついて悪さをするのだった。


「あれ!?ない!!ない!!ここに置いてあったはずなのにない!!」


僕は辺りを見回した。


「イーッヒヒヒヒヒ。お前の靴下、片方だけ隠してやったぜ」

「なんてことしやがるんだ!!この小悪魔め!!」


それだけではない。


「うわっ!!ズボンのチャックが開いたままになってた!!恥ずかしい……」

「イーッヒヒヒヒヒ。お前のズボンのチャック、こっそり降ろしてやったぜ」

「くそ小悪魔め。またやりやがったな」


それだけではない。


「あれ?俺の上着、裏返しになってるじゃないか。くそー、着直さないと……」

「イーッヒヒヒヒヒ。お前の持ってる服、全部裏返しにしてやったぜ」


僕は、非常に厄介な奴に憑りつかれてしまった。

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