第6話 あの日した約束

家の中で音楽を聴いていたんです。

ノリノリで聴いていたんですが、歌いたくなりました。私はテンションが上がって歌いました。


Aメロ、Bメロを歌っています。気分が良いです。気持ちがあがってきました。そして最高に盛り上がるサビの部分に入ろうとしたときでした。隣の家のおじさんの声が聞こえてきました。


あの日した約束 決して忘れない


そんな歌詞です。

おじさんが私のサビを歌い始めました。


返して!私のサビ!


私のサビは奪われました。

次の日。おじさんが話しかけてきました。


「あの日した約束 決して忘れない。ねぇ?覚えてる?」


「えっ?何の話ですか?」


私は聞き返しました。


「前にも大声で歌わないでって注意しましたよね?」


「すみませんでした……」


あの日した約束 忘れてました。

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