第2話転生

目覚めると、そこは見慣れない景色だった。

辺りは木に囲まれていた。


(地球はなくなったはず・・・)

そう、それで導き出される答えは一つ。


_人人人人人人人人人人人_

> 俺は転生したのだ! <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


「ん?リュック?」

立ち上がると、俺はリュックを背負っていたことに気づいた。


背負っていた覚えがなく、中身をみてみることにした。


~リュックの中身~

・バット

・みせかけのダイナマイト

・バターナイフ

・剣

・銃弾

・ハンカチ

所持金 2000円


_人人人人人人人人人人_

> クソなもんばっか <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


少しショックを受けていると、どこからかペチョ...ペチョ...と音が聞こえてきた。


右の低木から出てきたのはバクテリアだと思われるモンスターだ。


「うわっ!」

とりあえず戦わなくては、また死んでしまう。


リュックの中に入っていた、剣を使おう。

「おりゃぁぁぁぁ!」


勢いに任せてバクテリアを切ると、真っ二つに割れた。


そこから謎の液体がぶわっと出てきて俺にぶっかかった。


「うわぁぁぁぁぁ!」

謎の液体が身体中に絡み付き、気持ち悪い。


色々あったが、なんとか一命はとりとめた。



「気持ち悪かった・・・」

手持ちのハンカチで液体を拭き取り、俺はこれからどうすればいいのか分からず、頭を抱えた。


こんなモンスターがいっぱいだと、困る。

ロクなもんしか手持ちにない俺は空を見上げた。


きれいな青空。

前世でたくさんみたはずなのに。


とても新鮮に感じられるのは、どうしてなのだろう。


つづく

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