第510話 南阿蘇村

同じころ・・・・南阿蘇村・三芳家にお泊まりして。


一日、のーんびりしていた


なおなおちゃん(^^)。



「そろそろ、帰ろうかな」と・・・・ららちゃんとふたりで

三芳家の玄関で。



ららちゃんは「もう一泊すればー」(^^)。


お母さんも「よかったら」(^^)。


よく似ている親子(^^)。



なおなおちゃんは「うん。ありがと。ずーっと、居ついちゃうし。ここ、いいとこだから」



廊下を、とととと・・・・と。ごまたんが歩いてきて。おすわり。「ふにゃ」



「ごまたーん」と、なおなおちゃんは、しゃがんで、よしよし。



ごまたんは、片目つぶって「ふにゃ」指先にじゃれている。




村内放送の音楽が聞こえる。ポール・モーリア「恋はみづいろ」



広い空によく似合う。「いい曲ね」と、なおなおちゃん。



ごまたんも、おミミをたてて聞いている。




お母さんは「よく、ラジオから流れてた。わたしが、中学くらいの頃。

綺麗な曲。歌詞があるらしくて」




ららちゃんは「うん、聞いたことある。水平線で別れてるふたつの青が

ふたりの気持、とかって。

同じ気持。だけど・・・・」



なおなおちゃんは「一緒にはなんないんだ」



ららちゃん「まあ、フランスだしね」(^^)。



なおなお「そっか」(^^)。



お母さんも「フランスらしいわね」(^^)。





なおなおちゃんは「楽しかったデス。」と、この一日を振り返って。



学校から、汽車で登って来て。



駅で、お姉ちゃんと間違えられて。おばあちゃんたちに。

お散歩しながら

ららちゃんの家に来て。



にゃんことじゃれて。



お風呂入って。



ららちゃんと、おしゃべりしながら寝て。


朝、ごまたんとお散歩して。ひろーい畑の中。


雲がふわふわで。



鋸みたいな山が尖がってて。よく、崩れないなぁって。


そんなこと、お話しながら


パティスリーにいったりして。


お菓子たべたり。のーんびりして。



いい、お休みだったな、と・・・。




ふんわりした気持で。




ららちゃんは「あした日曜でしょ?もう一泊すればー」と。



なおなおちゃん「そうすると、また


「ここから学校いけば」って感じで(^^)。



居ついちゃうし」



と。




お母さんは「そう、またいらっしゃい。お姉ちゃんと一緒にでも」



なおなおちゃんは「はい。また・・・そのうち。夏休みにでも」




お姉ちゃん、さかまゆは乗務員だから

なかなか、休みが合わない。

週末はまあ、乗務が多いのは若手だから・・・かな?。




「はい、では。いってきまーす」と、なおなおちゃん(^^)。




ららちゃんは「駅まで行くね」と、サンダル、ではなくて靴履いて。


駅までは凸凹なので、サンダルだと転んだりする(^^)。




なおなおちゃん「いいよ、帰り一人じゃ怖いでしょ」




ららちゃんは、かぶりを振って「ここらなら平気」


まあ、確かに・・・・見渡す限り畑だから


危ないこともない。まだ3時である。




お母さんは「ごまを連れてけば」



ららちゃんは「ごまたん、どっかいっちゃうもん」




ハハハ、とみんな笑う。



ごまたんは「?」と、見上げて。




ららちゃんは、しゃがんで、撫で撫で「いいコだね、ごーまたん」と。



ごまたんは、寝っ転がって。「ふにゃ」



おなかのお肉が、てろーん(^^)。





ららちゃんは「ここのお肉が、かわいいの」と、ひっぱったりして(^^)。





爽やかな4月の高原、風はすこし涼しくなってきて。



「いいとこに住んでるね」と、なおなおちゃん。



ららちゃん「台風は怖いけど」




なおなおちゃん「それは熊本もそうだし・・・」



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