第389話 ニホンゴ、ムズカシイデース
豆田町の友里絵は・・・「お酒、あるの?」と
鮎の炭火焼をかじりながら。
串焼き。ぱりっと美味しい。
焼いているおじさんは「ああ。ここら酒蔵あるし」と・・・一升瓶からお酒をちょっと。
ガラスのコップに。よく見かける「サッポロビール」なんて書いてある(^^)。
ガレージは、屋根がついてて。
コンクリートが敷いてあるガレージに、炭火のコンロ。
椅子がいくつか。
友里恵たちも椅子に座って。
友里恵は、お酒のコップを貰って、ちょこっと。「あー、しばらくぶり」
由香は「あたしはいいや、さっき飲んだし」と。
パティは「♪つきがーでたでーた♪」
友里恵「もう酔っ払ったか?」
パティは「♪つきがーでたー♪ホイホイ」
由香「ホイホイだっけ」
パティ「ニホンゴ、ムズカシイデス」
おじさんは「アメリカ人かい」
パティ「ニホンジンです」
おじさんは笑う「面白いおねーちゃんだねぇ、さ、ぐっと行け!」と。コップに並々と。
薫長酒造・・・とか、茶色の一升瓶に書いてある。
由香「パティ、いくつだっけ」
パティ「ニホンゴ、ワカリマセーン」
友里恵「そう来たか」
パティ「鮎で呑むと、美味しいネェ」
友里恵「スージー・クワトロみたいだね」
パティ「ダレソレ?」
由香「ハハハ」
結局、由香もパティもまた呑んで(笑)。
酔っ払って、ふーらふら。
豆田町を歩いて。
由香「あ、バス来た」
友里恵「乗るか」
パティ「うん」
手をあげて。ひためぐりバスに乗る。
酔っ払ってるから、ちょっと運転手さんに悪いかも(笑)。
さっきの運転手さん。
友里恵は「あ、一回りしたんだ」
運転手さんは「いいお酒だねー」とにこにこ。
豆田町から。
冷房が、酔っ払った3人には涼しい。
ひためぐりバスは、豆田町をゆっくり走って
河原を通って。橋を渡る。
小さな踏切を通って。
久大本線は、そのあたりは平地を走っている。
ちょっと、面白い。駅のあたりは築堤なのに。
細い道を通り、広い国道を渡って・・・・光岡駅に着く。
緑深い、静かな小さな駅。
そこで、スイッチバック。小型のバスだから楽そう。
友里恵たちは、のーんびり車窓を楽しんでいる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます