第216話 えーん、食べてくれないよー。

「そうなんだよね。お箸って便利」と、愛紗は

お城納豆と、生卵、大根おろし、焼き海苔、それと、ちりめんじゃこを

混ぜて。


友里絵は「ゴージャスなれしぴー」と、にこにこ。


由香「納豆れしぴ」と、にこにこ。


友里絵「なんかヘンかな」


由香「あんたはだいたいヘンだ」



友里絵「ハハハ」


由香「笑ってる場合か?」


友里絵「笑ってる場合ですよー」


菜由「なんか、あったなぁ。そういうTV」



真由美ちゃんは「ありましたね」と、にこにこ。

生卵を割って、からざを丁寧に取って。



愛紗は、そのまんま食べてたので


・・・丁寧だなぁ・・・。なんて思った。



由香は、干物の骨を綺麗に取って、解して食べている。

友里絵は、そのまま骨だけとって、ガブっ。


由香が「豪快に食うなぁ」



友里絵「いいでしょ」(^^)。ネコ派だもーん。



真由美ちゃんは「ねこは、骨ばっか貰ってましたね」


菜由は「そうそう!。うちのネコもそうで。骨だけあげると怒るのね」



愛紗「かわいいね」



由香は「そーそー。こういう風に分けて、骨と皮だけあげると。


とことことこ・・・って。来て。自分のお皿見て。



テーブルの上見て。」


友里絵が、見上げて「ニャーニャー」って。

テーブルに登るマネ。



真由美ちゃん、にこにこ「かわいいですね」





菜由は「それで、おかーさんにひっぱたかれる」



愛紗「かわいそー」




由香は「ウチなんか、スリッパで」



友里絵「こわー」



由香は「それで

「家出してやる!」って。

玄関で考え込んでたり」



友里絵「食い物の恨みは恐ろしい」


化け猫の顔マネ(^^)。指を折って。




真由美ちゃん、くすくす。


菜由は「ははは」


愛紗「ごはん飛ばしそうになっちゃった」



友里絵「卵かけ納豆だと、飛ぶからなー。うちのお母さん、

納豆を肺に吸い込みそうになって。咽てたっけ」



由香「遺伝か」


友里絵「たぶん・・・・。」



真由美ちゃん「明るいおうちですね」



友里絵「えへへ」



由香「思い遣りのある表現」



真由美ちゃん、にこにこ。


「えへ」





楽しく、ごはんを食べて。


みんなで、お膳を持っていって。


「ごちそうさまでしたー。」


おばあちゃんは「綺麗に食べてくれたねー。ありがとう。

お魚も喜んでるよ」



真由美ちゃん、にこにこ。


「わたしが、あんまり食べないんで・・・

「お豆さんが泣いちゃうよ。まゆみちゃん、食べてくれないよー。えーん」


って、おばあちゃんが。


わたしは「食べてあげないとかわいそうかしら」

って思って、一生懸命食べたの」



菜由は「かわいいね」


愛紗は「やさしいね」


友里絵は「えーん、食べてくれないよー。」


由香は「朝からするな、そのネタ」


友里絵「めんごめんご」




真由美ちゃんは「?」


菜由は「あ、いーの。こっちの話」




真由美ちゃんは「??」


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