第642話 希望

めぐは、ルーフィの境遇を思う。


ご主人の都合で、この世に呼び出されて。


要らなくなったら、消滅させられるかもしれない。




そんなのって、勝手だ。







めぐは、なーんとなく

わがままお嬢ちゃんだった頃の気持ちに

戻ってた(笑)。





優しくされるのが好き、でも

だれかに優しくするのは下手。



そういうめぐ自身、自分が分かっているけれど

でも、どうしようもないんだもん。




そんな気持ちだった事もあった。

13才くらい、だったかな。



いつのまにか、上手く、するっと

生きてるような感じになったけど。



でも、心のどっかにそういうとこが

まだ残ってる。


そんな気もする。





だから、ご主人の都合で


消滅させられるかもしれないルーフィが

かわいそう。




そう思うけど、でも、夢の中とは言え




わたしに抱きついてきたルーフィは、きらい!(笑)。





魔法使いのくせに!









なんて、かわいく思うめぐである(笑)。





だからといって、消えてなくなって貰っては困るので





「やっぱり、わたしが助けてあげないと




なんて、思ったりもする(笑)



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