第609話 愛

つまり、生理的な嫌悪には

厳密な限界がある。



例えば、人間なら

3m以内にひとが近づくと


身構える、とか

そんな部分は、動物的に

存在したりする。




反対に、[好き]な気持ちも

生理的だったりする部分もある。





魔法使いルーフィが

どうか、は

わからない(笑)けれど。




それでも、めぐは思う。




彼がそんなに苦しんでいたなんて。




わたしの事なんて、忘れてくれてよかったのに。





優しい気持ちで、めぐは

ルーフィの事を思った。



どうして。

そんなになるまで。


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