第509話 LED ZEPPELIN

それはリサのイメージで

歌詞のイメージとはちょっと違う内容、でも

歌ってそういうもの。


天国に行かなくては、解放されなかった

カノジョの心、そんなふうに、リサは感じる。



やっぱり、どこかしら

心の奥底で



奔放に生きたくても、できない窮屈さを

リサ自身は感じていて。


だから、天国へ登る階段、と言う


叫びのように歌う、ロバート・プラントの


声に涙するのだった。

リサ自身が歌って、その叫びと同化して

解放される、その気持ちが



天国へと舞い上がるような感慨に浸るのだ。




それは、やっぱりLED ZEPPELINでないとダメだ。



ブリティッシュのロックでも、やっぱり

LED ZEPPELINでないと。






対して、めぐは

そういう抑制をあんまり感じてないのは

神様のおかげで、怖い魔物の記憶を

忘れ去っているから


規制のない、開放感が好きだったりする。

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