第479話 Hotspa

ほんとは、でも

働くのは、ひとの行動のほんのひとつ。


なんでもいいんだけど、行動力が余ると


ストレスになる。



生き物だから、もともと

駆け回って、食べ物探して生きてきた。



ここしばらく、人間は楽をしてるので

簡単に食べ物が手に入るから


エネルギーがあまる。それだけの事。



時間が余って、行動力が余るから


動きたい、そう思う心が

苛立ちを生んだりする。



動こうとするのは、生物的な欲求だ。




だから、これは

考えなくても起こるので、0次元欲求だ。




暇でない程度に、何かした方が健康にいいのである。




なので、みんなのために働くのは

とりあえず敵を作らないし、安全でいい

行動力の使い方。





たまたま、この国のひとは

国鉄があったり、郵便局があったり。





外国のひとは、たまたま

この国の経済を利用しようとする事に

罪悪感がないのだろう。









「帰着点呼、よし。ご苦労様」と


車掌区長は言い、




遅くまでありがとう、そう言った。



気づくと、もう21時を過ぎている。




「はい、仕事終わり。ありがとう」と



運転管理のおじさんは、めぐたちに言い



「下にお風呂、沸いてるから。制服は置いてっていいよ」と。




「え、え、まさか、混浴?」と、めぐは(笑)


「んな訳ないじゃん」と、naomiは涼しい声。





郵便局みたいに、駅の乗務員センターにも

お風呂があるのだ。




汚れる仕事も多い。




女の子のメカニックも居るし、雨の日もある。



「温泉だよ」と、すっきり顔の

運転管理さん。



にこにこ。

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