第276話 現在、過去、未来

その、3年あとに

タイムスリップしためぐが

ミシェルの心を揺り動かした。


その原点は、ずっとずっと前にあったらしい

けど




そんな気持ちって、どうして

本人の知らないところで起こるんだろな、

なんて、この時のめぐは思ったりもする。




まあ、全部見えちゃったら

面白くないから(笑)。



ルーフィのご主人は、飽きちゃって

眠りに入っちゃったのかな、なんて。




めぐは思う。それは同時に


ルーフィが、恋についてあまり

情熱的でない理由であったりもするのだけど

それには、めぐは気づかない。







リサは、再び

テニスコートに戻る。


めぐは、どんなにか


「そのまま、大学に入って。

おじいちゃんは、悲しんでないの。」と

言いたいだろう。



でも、それを言ったら未来を変えてしまう

事になるから




言っていいものかどうか。




言ったら何が起こるのか、それも解らず

聞く相手もいない。





過去でなければ変えてもいいようにも思うが(笑)。



それは、筆者の思いである(笑)。








めぐは、なぜかゆっくりあるいて。




時間旅行をするようになって

尚更、時間の流れを楽しめるようになった。





その大切さをわかった、とでも言うのだろうか。






歩いて、学校の門を通ると



Naomiに出会う。

「おはよ」と。




そろそろ、進路に悩む季節のNaomiでもあるけれど。




まだ、進学するかどうか、決めかねている

Naomiであるらしい。




結果、どうして郵便局の一般内務職員に

落ち着くかはよく解らない。



Naomiにどんな夢があったのだろう、と

めぐは、3年後のNaomiの姿と

この日のNaomiをイメージの中で、見比べてみたりして。



でも、なんにも解らないのだけれども。





そして、めぐ自身の未来について

調べるのは、とても怖くてできないめぐ、

でもあった(笑)。



そんなものかもしれなくて。

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