第211話  e=mc2



e=mc2



のんびりと、リゾートを楽しむつもりで

流れるプールに来て見ると......!?



清らかな湧き水が、流水のプールになっていて

それはとっても清々しくて


めぐは、にっこりする。



一番上から滑ろう。


スロープになっている、その頂上に昇ってみれば


ひざし、きらきら。



結構高くて、怖かったり。



レモン・イエローのスイム・スーツは、お日さまの光で

きらきら。


いろんな色のプリズムみたい。


白い素足は、すらりとスレンダー。


そう見えるデザイン(笑)




けっこう、お気に入りかも。


そう思っていると、頂上は目立つのか


まわりの人々が、めぐを指差して。


「あ、あの子。」

「マジシャンの。」


「パフォーマンスかな?」




人々がめぐを見る視線は、ちょっと怖い(笑)。




そのことをすっかり忘れていた、めぐ。




階段を昇ってくる男たちの好奇の視線は

いかにも生物的で。


それも、ちょっと怖い(笑)。「やっぱり、ルーフィさんって紳士だったのね」と

めぐは、モノ・ローグ。




それはそうで、魔法使いルーフィは人間とは違う。



人間って、やっぱり生物なのだ。





「えい!」



めぐは、一気にスロープを飛び降りるように滑った。


水が大量に流れ落ちていて、滝のようだ。






すごいスピード。





滝つぼのような、プールの降りる下にも....男たちが待ち構えていたので

めぐは、反射的に嫌だ、と思った。




flash!!!



瞬間的に超弦0次元モデルに転換し、空中へ逃れる。



滝の流れる中だったので、誰も気づきはしない。




文字通り、微細な点のように変化し


瞬間、重力の影響から逃れる。



F=mgh m=0


∴F=0



風のように舞い、雲のように漂う。




1700km/hで自転、110km/hで公転する地球。


瞬間的に慣性の影響を逃れる。


∵m=0である。



その時、光子の波動に同調すれば

急加速して、光速を越えると

時間が逆転する。



どこかへ飛んでいってしまいたければ、そうしただろう。



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