第178話  恋は戦い



恋は戦い



ルーフィさんは、そのことを

どう考えてるんだろう。

めぐは、ちょっとそれを

確かめたくなったりもする。



もうひとりのあたし、3年後のあたしと

今のあたし。



先に出会ってて、ルーフィ

さんが愛を打ち明けた。



らしい。(笑)。




でも、あたしだって好き。







めぐは、そんなふうにして

魔法使いさんは、複数の生活を作るのかしら(笑)


なんて思ったりした




重結婚罪だ(笑)なんて。



結婚してないけど。








魔法使いさんってみんなそうなのかしら。




ふつうの人間世界でも、お父さんがひとりで

お母さんがいっぱい。



そういう国もある。




それで、めぐはちょっとルーフィの気持ちを

確かめたくなったり。





......するけれども


それを言ってしまうと、全て終わってしまいそう。



そんな気がして、怖かったり。







だって、順番から行くと

あたしの方が後から好きになったけど。


先着順で恋は撰べないもん(笑)。



あたしの方が若いしー。かわいいし


なんて、思ったり(笑)。


そんな事は思ってても言わないけど(笑)。






そういうものだと思う。




恋は戦いなの。(笑)





「じゃ、あしたかな坊やが目覚めてから。


旅に出よう。」とルーフィは



そんなめぐの気持ちなど

、知らないで。



向こうの世界に戻る、と言う事を

口にした。



魔女先生



でもルーフィは、意地悪で

言ってるわけでは、もちろんない。


もともと、戻るつもりでいたのだけど

それは、別にめぐが嫌いだとか


Megより魅力がないとか、そんな気持ちでは

もちろんない。




でも、比べる事なんてできないってのは

正直な気持ちだと思う。

ちなみに、筆者もそう思う(笑)が




女の子、ひとりひとり違っ個性があるし

二人のうち、どちらを選べとか、そういうのは

酷な命題だ。



魅力に上下なんてないんだから。




つまり、家族を持ったりしない

心の愛だけだったら、時空間が

重複しなければいいんじゃないかな、と

ルーフィは思っていた。




でもそれは、魔法使いさん的な感覚。




人間、めぐとMegも

そういうのを認めるかなぁ(笑)と


筆者も思ったりもするけれど



それは、戦後の西洋的な考えで



戦前の東洋や、中近東、極東には

割と曖昧に、家族ができていたりしていた。



それでも幸せならいいのかな、などと

筆者は思うけれど。

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