第19話 交渉と追う者

マイノーターが命令を無視してノヴィークと決着をつけた頃・・・。


ユウナギはプレハをじわ、じわりと追い込んでいた。


ユウナギに蹴り飛ばされたプレハは、

硬い岩石に衝突すると、その岩にめり込みながら意識を手放していた。


「・・・何だ?意識・・・ないのか?」


そうポツリと呟いたユウナギだったが、

岩にめり込んだプレハを引き抜くと、何度か頬をビンタした。


そして様子を見ていると・・・。


「ハッ!」と、意識を取り戻したプレハは、

顔面を掴んでいるユウナギに叫び声を挙げた。


「きゃああああっ!」


「・・・うるせーよ」


「は、放しなさいっ!そ、その手を放しなさいっ!」


そう言い放ちながら何度も何度もユウナギに攻撃して行くのだが、

その攻撃に効果が見られなかった。


「な、何故・・・わ、私の攻撃が・・・!?」


「あぁ~・・・それって、俺に攻撃してたのか~?

 な~んだ・・・全然気づかなかった」


プレハの顔面を掴みその指の隙間から見えるユウナギの目が、

ギラギラとしているのが見えると、

魔力を最大限に放出し、一瞬の隙を着いて脱出したのだった。


「ハァ、ハァ、ハァ・・・」


肩で息をしながら脱出したプレハだったが、

その消耗はとても大きかった。


(ど、どうしてこの勇者と出会う事にっ!?)


そう心の中で毒づいたプレハだったが、今更後悔しても仕方がなかった。

だが、1つ・・・勇者に対し最も有効な手段を思い付いたプレハは、

目の前に立つ勇者に交渉したいと申し出た。


「交渉?今更か?」


鋭い視線を向ける勇者にプレハはゴクリと喉を鳴らした。

だが、ここで引く訳には行かなかった。

何故なら、命が・・・命さえあれば、再起は可能だと考えたからだった。


そしてプレハは交渉を始めた。


「勇者・・・いや、勇者・リョウヘイ殿・・・」


「その名は、捨てたんだ・・・。

 今はユウナギと名乗ってる」


「ではユウナギ殿、どうかこの私を見逃してはくれまいか?」


「・・・見逃す理由は?」


この時プレハはこう思っていた。

(掛かったっ!)・・・と。


「わ、私が所属するそ、組織の情報を売りますわっ!」


「・・・へぇ~」


「で、ですからっ!ど、どうかお願い致しますっ!

 こ、この私の命と、ちゅ、忠実な執事であるノヴィークの命だけはっ!」


「・・・まぁ~、情報次第ってところだな?」


まだユウナギの瞳がギラついているのを見たプレハは、

拳を硬く握り締めながらもそのカードを切った。


「・・・あ、貴方様を嵌めた組織の1人の名を教えます」


「・・・1人だけか?見返りが少なくないか?」


ユウナギがそう言いながら1歩踏み出して見せると、

プレハは身体を「ビクッ!」とさせながら1歩後退していった。


そして震える声で交渉を続けていった。


「そ、そそそそ、その名を・・・

 その名をき、聞けばっ!あ、貴方様も・・・き、きっと・・・」


「・・・言えよ」


静かにそう言いながらユウナギはマジックボックスから短剣を取り出した。

ユウナギの無言の威圧プレハは再びゴクリと喉を鳴らすと、

その者の名を口にしようとした・・・。


「そ、そのも、者の名は・・・オ・・・」


「まさかオライオンじゃねーだろうな?」


「・・・えっ!?」


プレハは組織の中の1人の名を告げようとした時、

ユウナギがその名を口にした事に驚きを見せたのだった。


「あ、あのっ!・・・えっ、えっ!?

 ど、どうして、そ、その名をっ!?」


慌て始めたプレハにユウナギは「ふぅ~」と、深い溜息を吐いた。


「オライオン・・・。

 そいつは元・俺の騎士団の団員だ。

 だから嫌でもその名は知っているし、魔族だと言う事も知っている」


「そ、そんな・・・」


「そんなに驚く事でもねーだろ?

 つーか、何だ?お前・・・そんな事も知らなかったってのか?

 そんな事も知らず、俺と交渉しようだなんて・・な?」


そしてまた1歩・・・。

ジリジリと迫るユウナギに、プレハは汗を垂れ流していった。


「ま、ままま待ってっ!待って下さいっ!

 な、ならば、オライオンの居場所をお教え致しますわっ!

 い、いくらユウナギ様と言えども、

 今現在のオ、オライオンの居場所まではご存じないのではっ!?」


オライオンの居場所と聞いてしまっては、

流石のユウナギもその足を止めたのだった。


「あいつの居場所・・・か・・・」


ホッと胸を撫で下ろしたプレハは、

喉がカラカラに乾いていることに気付きつつも、

今、話を止める訳にはいかなかった。


「ユウナギ様、今現在オライオンは、

 このルクナの街から西北にあるラブレス山の麓の村・・・。

「ザリム」に在る宿屋の店主として住んでいます」


「へぇ~・・・あいつ、そんな所に居やがったのか~?

 で?そんな田舎の村で一体何してんだよ?」


ユウナギの食いつきに内心笑みを浮かべたプレハは、

知りうる限りの情報を提供していった。


「はい、オライオンはそのザリムの村で麻薬の栽培をしております」


「・・・麻薬だってっ!?」


「はい、その麻薬は王都でとても評判の・・・」


と、そう話し始めると、突然ユウナギの目つきが変わり、

昂る気持ちを抑えながらも、声に迫力を増していったのだった。


「その麻薬ってのは・・・

「ブラッド・コントラクト」・・・血の契約、じゃねーよな~?」


「えっ!?ど、どうして・・・それをっ!?」


ユウナギの言葉に驚きを見せたプレハが何度か無言で頷くと、

魔力を垂れ流しながら口を開いた。


「そのブラッド・コントラクト・・・通称BCはな?

 当時俺の騎士団が密かに内定を進めていた案件だった・・・。

 しかしどう言う訳か、俺達がアジトに突入しようとした前日に、

 一味全員が姿を消しやがったんだ。

 だから俺達は騎士団の幹部達だけで、内通者を調べていたんだが、

 それがヤツだと知った時にはもう・・・。

 オライオンは姿を消し、俺は全世界に指名手配されていたって訳よ」


「・・・なるほど、そう言う事で御座いましたのね?

 でしたら・・・」


っと、プレハが言葉を続けると、

ユウナギは険しい顔を向けながらその言葉を遮った。


「だがっ!お前達の力は借りねーよ?」


「ど、どうしてなのですっ!?

 私共が力を貸せば、麻薬の撲滅も出来ますし、

 多くの人族達が助かるのですよっ!?」


慌ててすり寄って来るプレハだったが、

突然あらぬ方向からの声によって、その行動が止められた。


「そんな都合の宜しい事を言いはるやなんて~・・・」


「!?」


そしてプレハが振り向いた先には、

今までプレハがめり込んでいた大岩の上に、

マイノーターが腰を下ろしていたのだった。


「お、お前はっ!?」


マイノーターは大岩の上からプレハを見降ろしながら、

軽快な口調で話し始めていった。


「うちの名はマイノーター・・・。

 お前やなんて、そんなふうに言わんといてほしいわ~」


そう言いながらマイノーターは視線をユウナギに向けたのだが、

ユウナギはただ黙っているだけだった。


だが、プレハは未だ交渉の途中であり、

己の生死が賭かる交渉中に横槍を入れて欲しくなかった。


「邪魔をするのは止めて頂けませんかっ!

 私は今っ!ユウナギ様と交渉しているのですよっ!」


怒鳴るプレハにマイノーターは笑みを浮かべながら、

口を開き、その視線をまたユウナギへと向けたのだった。


「交渉って~・・・あんたみたいな連中の言う事・・・

 一体誰が信用しますのんや?

 誰のせいで我が愛しの主様が指名手配されてるか、

 忘れたとは言わせまへんえ?」


「そ、それはた、確かにそうかもしれませんがっ!

 わ、私も改心して勇者様のお力になろうとっ!」


プレハの必死の言葉に対し、マイノーターは顔色を変えると、

一瞬にしてプレハの隣に出現し、耳元に顔を近づけながら、

静かに口を開いた。


「お力・・・?フフフ。

 あんたおかしな事言いはりますのんやな~?

 あんたらは、何の力もない幼子を攫った挙句、

 その命をも奪ってはりますのにな~?

 それで勇者様のお力に・・・やなんて~よぅ~言いはりますな~?」


「・・・そ、それはっ!?」


俯き冷や汗を流すプレハと、

そう言いながらもその視線をユウナギへと向けるマイノーターに、

ユウナギは閉じていた口を開いていった。


「どんな理由があろうと、てめーらのやった事は許せねー。

 それに麻薬の事やオライオンの事は、王都にいる騎士団の仕事だからな?

 俺はただその情報を伝えるだけだ。

 だから、てめーらの力は必要ない」


そう口を開いたユウナギに、プレハは足元にすがり着くと、

涙を浮かべながら訴えてきたのだった。


「ゆ、勇者様っ!?わ、私はか、改心したのですよっ!?

 これからは勇者様の手足となって、お力添えをと・・・。

 そ、そんな改心した者に、慈悲はないのですかっ!?

 弱き者を守るのが勇者の務めではないのですかっ!?」


涙を流しながら縋り着くプレハに、

ユウナギは冷笑を浮かべつつ無慈悲に言った。


「勇者の務め・・・ねぇ~?」


「・・・はい?」


「悪いな~?今の俺・・・勇者じゃねーんだわ」


「い、一体何を言って?」


顔を引きつらせながらそう問いかけるプレハに、

ユウナギはこう答えた。


「今の俺は勇者じゃねー・・・。ただの暗殺者だ」


「ヒィッ!?」


ユウナギの言葉に悪寒が走ったプレハは、

咄嗟にその場から離脱し、ユウナギとの距離をとった。


「正直・・・。王都のやつらがどうなろうが、俺は知ったこっちゃねーっ!

 少なくとも、勇者だった俺に指名手配をかける連中なんざ、

 今の俺からすればどうでもいいからな~?

 だが、許せないのは・・・俺を嵌めやがった組織の連中だけだ。

 そいつらは俺の眼前に現れ次第・・・殺すっ!」


「ど、どうして・・・どうしてこんな事に・・・」


そう呻くように呟くプレハに、ケラケラと笑いながらマイノーターが答えた。


「どうして・・・やなんて~・・・

 あの執事と言い、その主であるあんたと言い・・・

 ほんまにめでたい人達ばっかりなんやね~?

 うちはもうお腹一杯やわ~・・・ほんまにええ加減にして欲しいって思うんは、

 フフフ・・・うちだけ、なんやろか~?」


そう言うとマイノーターの視線はユウナギへと向けられ、

そのユウナギの口角は微かに上がっていたのだった。


すると、もはやこれまで・・・と察したブレハが、

一瞬で魔力を右腕に凝縮させると、叫び声を挙げながら、

高出力の魔力弾を放った。


「こんな所で死ねないのよぉぉぉぉぉっ!死ねぇぇぇぇっ!」


「バシュッ!」と放たれた高出力の魔力弾は、

近距離に居たユウナギに直撃し「ドカーン」と爆発音と共に、

土煙りを巻き上げたのだった。


「フフフ・・・い、いくら勇者と言えども、

 この近距離での高出力の魔力弾を食らっては、無事で済むはずないわっ!

 フフフ・・・フフフ・・・わ、私達を侮った、貴方が悪いのですわっ!

 素直に私を配下に加えて置けばいいものを・・・アァ~ハッハッハッ!」


無敵と言われた勇者を倒したと思ったプレハは、

優越感に浸り、醜く歪んだ表情を浮かべ高笑いをしていた。


だが・・・。


「ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」


「・・・えっ!?」


未だ巻き上がる土煙りの中から咳払いが聞えると、

その優越感に満ちた醜い笑みを引きつらせ身体が硬直していた。


「そ、そんな事あるはずが・・・」


そう言葉を漏らすプレハに、土煙りの中から女の声が聞えて来た。


「・・・フフフ、この程度の攻撃で、うちらがれるとでも?」


「・・・ま、まさかっ、そんなっ!?」


そう言葉を漏らしたプレハの背中に悪寒が走った。

全身ガタガタと震え始め、心の中で土煙りが晴れない事を祈りつつ・・・。


だがしかしプレハの一滴の願いは絶望へと姿を変え、

その眼前には、土煙りを手で払うユウナギの姿と、

そのユウナギの背後から顔を覗かせているマイノーターの姿があった。


「ゴホッ!ゴホッ!ったくーっ!

 大した攻撃も出来ない癖に、土煙りなんか巻き上げてんじゃねーよっ!

 ぺっ!ぺっ!ぺっ!

 く、口の中がジャリジャリする・・・

 へ、へこむわ~・・・」


完全に土煙りが晴れたユウナギが顰めっ面でそう言うと、

背後から顔を覗かせていたマイノーターも「ほんまや、ほんまやーっ!」と、

プレハにそう言葉を投げかけていた。


すると一瞬顔を強張らせたユウナギが、

背後でユウナギにしがみついていたマイノーターの頭を掴んで引き剥がすと、

その掴んだ頭に力を込め始めた。


「お、お前なぁーっ!一応俺の四神だろうがぁぁぁぁっ!

 主である俺を守る素振りすら見せずに、

 何、堂々と俺の背中で身を隠してんだっ!ごらぁぁぁぁっ!

 痛かったんだぞっ!こう見えてもちょっとは痛かったんだぞっ!」


こめかみをヒクヒクさせながら、

マイノーターの頭を握り潰す勢いで力を入れていった。


「いっ、いぃぃぃぃぃぃぃ痛いーっ!

 あ、主様ーっ!かっ、堪忍やーっ!?ほ、ほんまに堪忍やってーっ!?

 う、うぅぅ、うちのあ、頭がぁぁぁっ!

 な、失くなってしまいますえぇぇぇぇぇぇぇっ!?」


「失くなれっ!主を盾にするようなそんなヤツの頭なんてっ!

 失くなってしまえばいいんじゃっ!ボケェェェェェッ!」


「い、嫌やぁぁぁぁっ!そ、そんなの嫌やわぁぁぁぁっ!」


そう叫び声を挙げるマイノーターに、

ユウナギはバチコーンッ!と頭突きをかますと、

「ひゃぁうんっ!」と、声にならない声を挙げながら、

後頭部から地面に突き刺さったのだった。


そんな中プレハは、目の前で繰り広げられている光景に唖然とし、

ただ、ただ・・・茫然とするしかなかったのだった。


(こ、これは・・・な、何っ!?

 い、一体私は・・・な、何を見せられているのっ!?)


「あ、主様・・・ほ、ほんまに・・・ひ、ひどいんやから・・・

 で、でもまた、そ、そこが・・・」


そう言いながら後頭部から顔の半分まで、

地面に突き刺さっている頭を必死に抜こうと藻掻いているマイノーター。


「んーっ!んんーっ!んんんーっ!

 あ、あれ~?う、うちのあ、頭・・・ぬ、抜けやしまへんねんけどっ!?

 い、今のうちって、一体どないなっとりますのんやっ!?

 な、なんやろな~?な、何で抜けや~しまへんのんやろか~?

 ど、どなたか・・・た、助けてくれまへんやろか~?

 プ、プレハブさんってお名前で合ってはりますやろか~?

 ちょ、ちょっと・・・ちょっと今は休戦言う事で~・・・

 うちを助けてくれまへんやろか~?」


(そいつの名、プレハだから・・・もうそれ建物だからな?)と、

ユウナギが心の奥底で呟いたのは言うまでもない。


マイノーターはブリッジと言う器用な態勢で必死に脱出を試みるのだが、

どういう訳か突き刺さった地面から脱出する事が出来なかった。


「ど、どなたかーっ!助けてくれまへんやろかぁぁぁぁっ!?」



そして・・・。


「話の腰を折ってすまなかったな~?」


突然勇者から詫びられたプレハは動揺が隠せずただ・・・。


「い、いえ・・・」としか言う事が出来なかった。


「さて・・・そろそろ決着でも着けようか?」


プレハを睨みつけるユウナギはそう言うと、

半身になって腰を落しながら構えを取って見せた。


「わ、私はも、もうっ!」


「はぁ?てめーが始めたんだろうがっ!

 今更バックレるとかありえねーからなっ!」


「ヒィィィッ!」


「心配するな?一瞬だから・・・な?」


「っ!?」


そう言うとユウナギは再び胸の前で両腕をクロスさせ、

それを引きちぎるように声を挙げた。


「・・・パージッ!神力解放っ!」


「パキンッ!」と、両腕に巻き付いていた光り輝く鎖が弾け飛ぶと、

「ドンッ!」と幻魔空間の大地が震え、ユウナギの身体から銀色の神力が噴き出し、

途轍もないプレッシャーがプレハに襲い掛かって来た。


その銀色の光に驚愕したプレハは、腰を抜かし地面に崩れると、

プレハの足元からはいつの間にか水溜まりが出来ていたのだった。


「ま、魔力・・・で、ではなく・・・し、神・・・神力っ!?

 ゆ、勇者は・・・勇者は神になったとでも言うのですかっ!?」


そう言葉を漏らしながら、眼前に居る男を見ると、

その精悍な眼差しがもはや恐怖でしかなかった。


「だから言ったろ?今の俺は勇者じゃなく、暗殺者だってな~?」


(こ、これまで・・・ね)


そうプレハが覚悟した時だった。



「ガッシャァァァンッ!」と幻魔空間の空の一部が砕け散ると、

その奥の暗闇から何かがこちらへと向かって来るのが見えた。


そして「ドッシャァァァーッ!」と、それが地面に落ちたかと思うと、

凄まじい土煙りの中から呻くような声が聞えて来た。


「・・・つ・・・け・・・た・・・」


「・・・誰だ?」


落ち着いた口調でそう聞いたユウナギの声に何かが反応すると、

高笑いと共に・・・呻きに近い声が聞こえて来た。


「ファッ!ハッハッハッハッハァァァァッ!

 み、見つけた・・・やっと見つけたぞぉぉぉぉぉっ!

 勇者・リョウヘイッ!」


その声を聞いた瞬間・・・。

ユウナギはゾワッと鳥肌が立ち、

鬼気迫る空気が辺り一面を覆いつくすのだった。

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