無能〜スラムから追い出され…

マサ

ここは王都ディスカンスから歩いて東に２日程歩いた森の中だ

ボクは一人で森の中を歩いている

「ボクも死にたかったな」

何故こんなところを一人で歩いているかというと王都ディスカンスのスラムに家族3人で住んでいたボクたちは王都から追い出されてしまったからだ…

追い出された次の日森を歩いてる時に魔獣に出くわして

お父さんとお母さんはボクを逃すために捕まってしまった…

ボクは何もする事が出来なくてその場から逃げ出し、丸一日泣き続けていたのだが

魔獣の姿を思い出してすぐさま街に向かうことにした

「なんでボクばっかりこんな目に…」

３日前に突然お父さんが引っ越しだと言って準備し始めて２日前に王都を出た

あの時お父さんは引っ越しと言っていたけど夜中に家を出るのに必要な最低限の物を準備していたお父さんとお母さんの話を聞いていて

王都を追い出されたのを知っていた

「とりあえず頑張ってステイルに行こう」

周りを見渡しても木ばかりでどこから魔獣が出てくるか分からなくてキョロキョロしながら歩いている

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい