私
早川利樹
第1話
落ち着いてると言われてどれくらいだろう。良い子だと言われてどれくらいだろう。
12歳の私はそんなことを思っちゃってる。
周りの子達は、クラブ活動や流行りのユーチューバーTikTokerとかに夢中
話題もそればかり私は正直、心の底から楽しいと感じたことはない 友達らしき人もちらほらいるけど一人一人と向き合って話すと変な間が生まれるから、いつも私を含め三人以上で行動することが多い
実際は私以外の子達が会話を弾ませていて私はただそのグループにくっ付いているだけ
みんなから好かれたくてクラス代表も立候補 なってみたけど生活に変化はなくって
みんなはああ、めんどくさい役柄を自分がさせられなくて良かったって顔してる
その後もなんどかみんなが面倒と思う事をやってみたけど変わったのは先生が
みんなの模範になってて凄いよ中々できる事じゃないよって褒めただけ
なんでだろう満たされる感覚は無かった
家でも良く言われることは良い子ねお父さんとお母さんの自慢の子だよって、 落ち着いてるところも梨沙子の長所よって
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