第4話

私は今、天界に来ている。

天界は、雲の上にあって家はキノコみたいな形をしていて可愛い。天界の中心には金色の粉が溢れ出ている噴水がある。

私の横には、天界を案内してくれている晴菜ちゃんと、晴菜ちゃんの双子の弟である虹奈くんがいる。晴菜ちゃんは、明るくて親しみやすい。反対に虹奈くんは、少し冷たい…口数が少ないからかな?2人は私と同い年。

「あの、あの金色の粉は何かな?」

私は、ずっと疑問に思っていたことを尋ねる。

「あぁ、あれは空を飛んだり、体の不調を治したりする魔法の粉だよ。」

魔法の粉……凄い。

その後も私たち3人は天界を見て回った。

夜になって、夕食の時間になった。

「私たち/俺たちの部屋で一緒に食べよう!」

2人が同じタイミングで言うので思わず吹き出してしまった。

「あははは!」

晴菜ちゃんと虹奈くんも私につられて笑いだした。

「「「あははは!」」」

3人分の笑い声が響き渡った。天界も楽しいな……私の心はまだ人間界と、天界という選択肢の間で揺れていた……

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