第8話 極貧生活


とても狭い家に引越し沢山の事が変わった。

一番、堪えたのは食事だったと思う

朝食は無い

昼食は保育園の給食

夕飯は有るのか無いのか分からない

そんな生活だった。

姉二人はどんな生活をしていたのだう

高校生・中学生だったと思うがその頃の記憶が100%無い

それだけ食べ物に困っていた証拠だろう


夕飯の思いでは大家さんが営むスナックの余り物の焼き鳥だった

心配をしてくれて僕に話しかけてくれたり

たまに、遊んでもくれていたその頃はきっと母と過ごすより大家さんと過ごす時間が長くなっていった家族の思いでは殆ど覚えていない


幼少時代、僕の記憶は

生むか降ろすかの天秤にかけられたこと

病弱で入退院を繰り返したこと

いつの間にか父がいなくなっている事

生活が急降下し食事があるかもわからないで寂し時間を過ごした事

真奈美ちゃんといけない遊びをした事


後は、お風呂場が無かった

道路を挟んだ向こう側に銭湯があったがほとんど行った事がない

お風呂と言えば台所で髪を洗ったり

体はお湯で濡らしたタオルに石鹸をつけ

泡をたたせ拭いていた。

銭湯も大家さんのご好意で週1回くらいは連れて行ってもらっていた


子供だった僕には何が普通の生活なのか知るわけもなかった。



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