第4話 われらつわもの


「世の中」という海にいる

あがいて、もがいても思いは届かない

自分のその姿に、まわりは総スカン


群れをなして行動するか

大海にただよい、ひたすら生きるか

大型化して存在をアピールするか


カネがあるから、という意味はなにか

生きていくよりも、質を高めていきたいのでは?

光り輝く最上の生活を求めて、無限の欲求を探していく


動物は、戦いの歴史。

戦って勝つから、人気が集まるし、カネが入る

弱者は、訴えてもまわりに届かない

なさけ、なぐさめ、弱者の支援、きずの舐めあい

泣いて、自分の弱さを知り、抗う気持ちは空回り

これこそヒトの本質が現れる。


なんぜんまん、おくという精子の数から1つ卵子に入る

これこそ、強者以外のなんであろう

そして、世の中に生まれてきた。


われら、つわもの








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