4月30日Ⅵ(15)

「ご飯も食べて、お風呂も入って、架那ちゃんで遊んで。

 と、きたら後することは一つしかないよね!」

寝る?んだよね?

なんかもう色々疲れた。

夜の詩歌はテンション高すぎ。

「寝る…?」

「ぶっぶー。正解は夜通しお話タイムですぅ」

うわぁ、ハードなやつきたぁ。

これ絶対私寝れないやつじゃん。

「明日学校ですけど…?」

「今日中には寝るから問題なし!」

「そう言う問題じゃないと思うんだけど!?」

私の虚しい叫びは聞き入れてもらえず、なんやかんやでお話タイムに突入することになった。


「ばあちゃんはもう寝るけど、二人も早めに寝なさいねぇ」

「はーい!」

「うん、おやすみなさい」

お風呂から出てきたおばあちゃんがそう言って、自室へと向かっていく。

そっか、今もう22時か。

「2時間以内には寝るからね!」

「それで妥協してやるとしよう」

ほんとに今日中に寝られるかなぁ…。

不安でしかない。

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