第86話 これは決定事項だ

「そうだった、皆アレ見るの?知夢ちゃん」


「そういえば孤子佳ちゃんは先に見たんだ。そうよ、皆にも見てもらったら何か分かる事もあるでしょう」


そう言って夢を再生する。


公小国近くの森に転移してから国に入り。手分けしながら妃芽達を探し始め、誠達が地下に入りボロボロになって出てきてと知って驚ろく。誠達が王城に帰った事を確認した。


中央の塔を目指し、塔へ入ったら転移する入口を使いながら最上階に辿り着いた。そして妃芽を見つけた。ボロボロになった妃芽をみて怒りで常世を展開。殺されてしまった3人の魂から蘇生しても変わった事がないように手を加えた。


最上階に居た奴らを倒した後は国の半分近くの人を斬りまくっていると、魔法やら自身の肉体を使って動いている奴を見かけた。攻撃してきたおっさんに化け物と言われた。


おっさんと戦って少しして地下にいく事にし、ステータス確認して、準備をして入口みつけて中へと入った。


急に曲がる所あるわ、上下行くわ、大変だった通路を進み。塔で見たような転移する入口があったから中へ入ると、槍使いの男と女が居た。


そして戦闘して勝ったが、情報はほとんど無かった。


更に奥に進むと待ち構えていた奴らがいたから話し合いをの試みたが。結局戦闘になり、ギリギリだったが勝利した。そしてここでゲームから来たこと、クラス全員がゲームをやっていた事、ゲームではグラフェン魔国は完全な悪だった事を聞いた。


その後は何かが分かる資料が無いかを地下で探した後に、孤子佳と小晴を呼んで地下を封印。2人を王城に帰した後にまた塔を目指して行った。


塔についてからしばらく1人で探してたけど、大変だからヘルプを呼び探索を一通り終えて

、最後に妃芽を見つけた部屋に戻ったら公国の偉い人が半分以上死んでたんだ。


机にあった資料をあらかた送って暇を潰して念話で蘇生が無理かもって言われた瞬間から急に画面が一瞬赤い物が見えたと思ったら黒くなる。


「ッ……」


それから塔を出ると、光っている何かが大量に動いていた。


そこまで見ると映像が消えた。


《「……………」》


全員が情報を処理しようと黙って考え事をしている。


「確かにこれはさっきのとは比べ物にならないな」


1番最初に口を開けたのはやはりと言うべきか担任教師の真笠戸まさど先生だった。


他の皆はまだ、情報が受け入れられていないようだ。クラスメイト達は妃芽達のあまりのボロボロさや、いい国と思っていたグラフェン魔国が危ない国かもしれないと言う事や、神夜が暴走した時の光景などで戸惑っているようだ。逆に王様やレティナ達は他の召喚者の強さや、知っている国がこんなにも黒かった事、悪の国と言われた事などだろう。


「とりあえず先に言える事は、更に強くなる事、3人の蘇生、召喚士が所属している国を調べる。そしてこの国の事についての4つは絶対にしなければならない」


これは決定事項だ。レティナや王様、この国の人達には悪いが少し神経質に調べさせてもらう。

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