第84話 話し合いの始まり
全員が夕食を食べ終えてから30分後、話し合いが始まろうとしていた。
「よし、全員いるな。ではこれから話し合いを始める。進行は先生と誠と王様で進める」
〈無視しないように、よく聞いておくのじゃ〉
「特に神夜」
先生、王様、誠の順に一言ずつ言った。気を引き締めるような事を言うのかと思ったら、王様は無視しないで、誠は俺だけに注意した。これだと先生が1番まともになってしまう。
実はケルンスライムの事で騒いでいた王様と宰相も夕食を食べ終えている。レティナやクルスさん、ムネトノさんに早く食べやてくだいと注意され残念そうに夕食を食べ始め、食べわ終わった。最後は宰相が取ってもらっていたケルンスライム分けて貰っていた。良かったな王様。
今この食堂には怪我をして動けない人もいる。それは何故か、動くベットに乗せて食堂に運んできたからだ。
「では最初に知夢が能力を使って集めた情報を共有していこう。知夢、いいぞ」
先生の許可が降りたので知夢が喋り始める。
「寝てる人の夢から集めた情報で分かったのは、相手にとても強い人が何人もいる事。相手はどんな感じだったのか気になると思うから今から夢を録画したものを見せる」
これは誠の夢ぽいな、先頭にいるし、誠って呼ばれたら視点が動いているしな。
地下に入る前に集まって、集まり終わってから中へ入って行った。ここまでは特に気になる事は無いな。
中へ入って少しすると神夜も通った転移して行かないといけない部屋へと着く。そして、その部屋には数人が顔をフードで隠してた状態で待っていた。
俺の時は男女だったんだけどな。こいつやは俺が相手したやつの中にいたのか?
「君達は誰だ?そこを通して貰うぞ」
「そこ邪魔だよ、どけ」
「敵かな?」
誠達が何を言っても無反応だったが部屋の中心まで警戒しながら歩いていくと、急にモンスターが召喚されて戦闘が始まった。
「コード獣 モード3 群れる虎狼」
「コード無機物 モード4 暴れる鉄騎兵」
「コード色 モード1の1 ブルーボール」
敵が召喚したやつには見覚えが無いな、何処に行ったんだ?いや、待てよ。こいつらが人間じゃなくて偽人間かもしれないな、地上に偽人間を召喚しているやつがいたが俺の常世か斬って回っている時に死んで召喚が解除されたから居なかったのか?いなくなったからあの男女が来た?
おいおい、狼の頭数多すぎだろ。何体出すんだよ、もう300体は出してんだろ。鉄騎兵は20体ほどか、でもまぁまぁな強さだな……無視すると怪我はするだろうな。ブルーボールはなんだ?はね回っているだけだな。ん?誠に近付いて来たな……!?誠が吹き飛ばされた!?しかも切り傷が出来てるな……当たるとヤバいって事か。誠はポーションを飲んで回復した後に先頭に戻った。
その後はドンドンと召喚されていく狼と不規則にはね回って動いているボール、そしてそれを攻撃しようとすると防いでくる鉄騎兵により回復が追いつかなくなり誠達は撤退しはじめた。
上まで戻った後はの俺達に地下へ行くなと言い残して城へと転移して帰った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます