第31話 俺は大富豪!……大貧民?

はー、いつも通り美味しいご飯だった。今日は魚?だったのかな?多分魚だ、味も魚だった。魚と信じよう。見た目はカエルと蚊を足したようなグロいやつだったが!しかし、美味しい魚だった、うむ!問題は無い!やっぱりある!見た目最悪だった!


「次はトランプで大富豪!」


イレブンバック、8ギリ、革命以外は今回は無しとなっている。勿論ズルはダメだ、カードを混ぜる物も作って貰った。わざわざ作って貰った。感謝します。


4人1組で11組、1戦したらランダムで2人が別の組に行くようになっている。勿論ランダムのやつも作って貰った、結構色んな物を結構な数作って貰った。スキルLvが途中で上がったって言ってた……物作りチームと勝手に呼んでいるそのチームは錬金術師、魔具製作者、付与師等の5人組だ。今回はオセロ11盤、チェス11盤、トランプ11組、その他となかなかな数を作って貰った。


午前は大会だったので優勝と準優勝の人には景品として自分の好きな物を作って貰える、武器とか髪留めとか色々な物だ。作るのは勿論物作りチーム!勿論物作りチームは報酬としてお金を受け取っている。何も無しじゃ可哀想じゃないか、これからも色んな物を作って貰おうと皆は思ってる。物作りチームはこれからも作ってくれと言われると分かっている。まさにWinWinだ。


しかし、午後は完全遊びなので商品とかは無い。ただ皆で遊ぶだけだ。


「上がり!よっしゃ!大富豪!」


俺が大富豪!フッごめんな皆!ドヤァ…!


「顔がイラッとする、辞めて」


「そうなのだよ、辞めるのだよ」


「そうだね、辞めて」


酷くない?午前ボロボロだったんだからいいじゃん!


「でも、午前ボロボロの人だったから許す。ボロボロだったから」


「「うん」」


……………ボロボロって2回も言わなくて良いと俺は思うんだ。


[神夜、海兎チェンジ]


2戦目にしてチェンジか、言っても50%だからな、俺と海兎は別の組に移動だ。俺と海兎が行く組も違う、海兎って言うのは山幹海兎やまきかいとって言うのが本名だ。俺は山海やまかいって呼んでる。


「よし、次も大富豪だな」


「貧民でしょ?」 「負けるのだよ」 「負けてきて」


うわ、誰も応援してくれない。酷いなぁ……。


「次の組は……え?」


小晴、狐子佳、藍那の3人だな。フッ午前はこの3人も妃芽も成績が良かったが午後は俺が勝つ!


「よし、大富豪になってやる」


「負けないよ」 「負けないから」 「負けませんわ」


ハハ!勝ったな俺の残りカードは1枚!2だ!最強の2を残していたんだよ!


さぁ!こい!こいこい!


「イレブンバック」


え、小晴……なんてカードを出すんだ!


「パスで」


藍那の目が光った気がする。


「私3で上がり」


狐子佳が1位!大富豪!


「8で切りますわ、そしてダブルの4ですわ」


慣れたけどお嬢様口調には最初戸惑ったなぁ、ほぼ全員だと思うけど。いや、ですわ口調?もしくはわ口調?わ口調って言葉にすると白鳥って聞き取れそう。わ口調。


「ジョーカーと6のペアで上がり」


小晴が2位!富豪!


俺はこれで!上がり!とはならない……


「パスで」


おい、待てよ……なんだその笑顔は藍那っ!辞めろ!まさかその残り2枚のカードはっ!


「7の2枚で上がりですわ」


あぁぁぁぁぁぁ!


「ま……け……た……だとっ!?」


「ゆーちゃん貧民になったよ」「ゆーちゃん貧民だよ?」 「あなたは貧民ですわ!」


_(›´ω`‹ 」∠)_


その後6回くらいしたんだけど2回大貧民の4回貧民だった。何でや!次は色んなゲームで遊ぶだから忘れよう、俺は過去は振り返らないタイプの人間なのさ。でもそしたら過去の力が戻らなくなりそうだから見るしかないのさ……。

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