第8話 ステータスを見よう
あの人マジで最初に行ったぞ……クラスが個性的だと先生も個性的なんだな。もしかして副作用とか無いかを自分を使って確認を……?
「おっとなんか出て来た、ふむふむ成程。検証は後でしょうね」
即言って即見て即独り言を言って即納得してるぞ。なんだあの教師、いつも通りだな。よし!
「まだかなぁ……俺最後なんだから早く……」
「神夜ちょっとは待てよ〜子供かー?」
「そうだよ〜お兄ちゃんの言う通りだよ〜」
……しばき隊に入会します。ニヤニヤしながらこっち見んな!そんな隊は無い事は分かっている。無いなら作ればいい?と思ったけどそうなると俺もしばかれるかもしれないから止めよう。
「ゆーちゃんもう少しだから待とうよ?膝に乗っていい?」
「待つよ、膝に乗るのは駄目」
妃芽がしょぼーんとしてる。今乗せてもすぐ降ろさないと行けないでしょ……
他の2人は自分のステータスと能力について考察してる。というか皆そんな感じで全員終わるの待ってる。
王様陣営は多分伝える事の確認をしてると思われ〜る。
「最後ー神夜ー確認してしまえよ」
「は~い」
やっと来た、このクラスは43人+先生の44人。今44人目の俺がステータスの確認をしようとしている。
〈それではこの鏡をじっくり見てください〉
手をかざすとかじゃないのかよ、じっくり見るのね。了解。さぁ!俺のステータスよ、いでよ!
名前 : 楪神夜 Lv1
状態: 健康
クラス :武将
力:864 魔:849
速:956 防:794
智:986 幸:4
[スキル]
オールマスターLv1
破魔Lv1
妖術Lv1
忍術Lv1
刀剣Lv1
[称号]
元最強武将、常世の主、魔を枯らす者、智者、転移者、転生者
「幸が4……めっちゃ低いのでは……?」
〈4ですか!?成程……それにこの称号は……〉
あ、やべ。なんか色々バレた。俺は知らん。堂々と入れば大抵の事は何とかなる。
〈さて、最後の者も確認し終わった。色々と説明をしなければならないのでしっかり聴いてくれ、聴いてくれよ?〉
全員こっち見んな、ちゃんと聴くよ!
〈ステータスは一般人の成人で200くらいだろうな、しかし日々の生活の仕方等で振り幅がある。自身のLvが上がると能力も上がって行く、それは訓練をしたならそこが上がりやすくなっている。後は幸と言う数字で変わる。1〜10まであるが4と9だけが特殊だ、能力が上がりやすいが4は死、9は苦に近付くとより能力が上がる〉
俺やばいか、やばいな。常世使えば死の世界に行く事になる。そこに敵を連れ込んで倒せば……WOW……
なんてこった!でも幸9の人と戦いとやばいかもな……常人……いや、生きてるものに取っては苦痛となる筈だ。いや、待てよ?別に戦ってる最中にLvが上がる訳じゃないんだからいいか!
王様の話はまだまだ終わらなそうだな……そりゃそうか。聴き逃さないよう気を付けて聴こう。あんだけ話を聴いてって言われたのに聴いてなかったらヤバすぎる。
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