第89話 緊急事態と悶々。
昨日の夕方、夫の親戚から電話がありました。お義母さんの病院の送迎等を手伝ってくれている方からの電話です。『何かあったな』と、直ぐにわかりました。
過度の腹圧で縫合していた所が破れ、腸が外に飛び出したのです。
最初、義母の近くの病院で処置をしてもらいましたが、これ以上の対応は難しいということで、救急車で一時間かけて大学病院へ。
私も急いで、大学病院へ向かいます。
この日は、花火大会で少し道路が混んでいました。
21時半病院へ到着。その後、直ぐに義母とおばも到着。
執刀医の先生は、20年以上この仕事をしているけれど、このケースは二例目です。という位、あまりないことだそうです。
深夜0時からの手術。
この時、ここまで義母をお世話してくれていたおじとおばには帰宅してもらいました。夕方からずっと対応してくれていて、相当疲れていたと思います。
私は一人、デイルームで手術が終わるのを待ちます。
腰痛と戦いながらも、少し寝る私。
手術が終わったのが3時半。
医師から説明を受ける際、ホルマリン漬けの壊死した腸を見せられました。
一瞬「ギャー」っと思いましたが、なぜか直ぐに見慣れてじっとそれを見る私。
腸は、少し濃い赤をしています。
医師に「ちょっと黒くなっているでしょう」と言われたのですが、本来の腸の色を知らない私は「はぁ……」と首を傾げていました。
もしかしたら、本来の腸の色はピンク色なのかもしれません。
その後、麻酔が切れた義母と会話して病院を出て、家に着いたのが5時ごろ。
11時半に、おじとおばと義父と合流するために、もう一度病院へ行って来ました。
義母の心配が先に立っていたのですが、なんと義父が三度ほど躓いて転びそうになったり、赤信号で横断歩道を渡ろうとしたるする様子を見て『あぁ、こっちも心配だ……』となりました。
さてさて、義父母には子どもが二人おります。
長男が私の夫ですが、昨年脳出血で倒れ今、施設におります。
もう一人、次男さんは海外に単身赴任中です。
私、次男さんのお嫁さんとやり取りしていますが、一度も次男さんと話してません。最近、それで悶々としております……
ここで、一言いいですか。
「おーい次男さん、lineくらいくれても良くないかーい?」
以上、緊急事態と悶々編でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます