第43話 二歳児の悪知恵。

 おっす! 

 月猫です。

 今日は、孫っちに頼まれたクリスマスオーナメントを折り紙で作りました。


 昨日の出来事なんですがね、夕飯を食べた後、孫っち三名にお菓子を出しました。

「おせんべい、二枚ずつねー」

 と言って配給。

 パクパク食べ始めたのは、六歳の孫っち一号。

 四歳の孫っち二号は、「ママ、はいどうぞ」とおせんべいを一枚ママにあげました。なんて、優しい子だ! と感動していると、二歳児の孫っち三号が……


 たどたどしい日本語で「じーたんのおせんべいは?」と聞いてきた。どうやら、大好きなじーたんにおせんべいを渡したいらしい。


「三号、おせんべい二枚あるでしょ。一枚じーたんにあげたら?」

 私がそう言うと「やだもん!」と、おせんべい二枚を隠し始めた。


 そして、私のおせんべいを一枚奪って「はい、じーたん♡」と、思いっきりの笑顔と共に渡す。私からせんべいを奪ったことを知らないじーたんは、「ありがとう。優しいねー」なんて頭をなでなで……。ご満悦の三号。三号のずる賢さに笑うしかないばーたん。


 さすが、団子三兄弟の三男坊。やることが凄い。


 同じ親から生まれても、同じ環境で育っても三人三様に育ってます。金子みずずも云っておりました。


「みんなちがって、みんないい」と。


 それにしても、孫っち三号よ。

 じーたんとばーたんに、愛情格差をつけ過ぎでは……?

 

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