第31話 梅ちゃん、死んでもいいって言ってます。

 78歳の梅ちゃんは、ヘビースモーカー。

 コロナに感染したら、恐らくあっという間にあちら側に行かれるでしょう。

 それなのに、ワクチン接種もせずお出かけ致します。


 そんな梅ちゃんの住む地域で、コロナの感染者が急増。

 さすがにヤバいと、生存確認の電話をしてみました。


 

梅ちゃん  「今な、風呂は週に一回にした」(銭湯に行ってます)

私の心の声 (いやいやいや、家の風呂を沸かして入ればいいじゃん)

梅ちゃん  「今日は、〇〇に行って買い物して、珈琲飲んできた」

私の心の声 (なんで近くのスーパーで買い物しないで、街に出かけてるんだい)

梅ちゃん  「いつ死んでもいいと思ってるけど、お迎えもなかなか来ないな」

私の心の声 (何年も聞いている、同じセリフ)

梅ちゃん  「あの世にも嫌われ、この世にも嫌われ(笑)」 


 マイペースな梅ちゃん。

 このまま、この時代を乗り越えるかもしれません。

 それは、神のみぞ知るですが……   

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