せかぼく学園放送部-お便りコーナー 白上家の家事事情

秋葉「第一回でもう大変なことになったから、ダンタリオンの奴が大人しくなった」

司「まさかの第1回で終了か」

忍「進行したがる人もいないからね。タイトル変える?」

秋葉「どんなふうに?」

忍「せかぼく学園 放送部」

秋葉「学園じゃないし。ゲストは? 部長は?」

忍「帰宅部だから、基本、いない」

司「いないんじゃなくてせめて肩書だけと言ったらどうだ?」

忍「じゃあ司くんね」

司「……(余計なこと言った―……)」

忍「副部長、進行」

秋葉「誰が!? ていうかお前は!!?」

忍「副部長が大体動くんだよ。私はマスコットキャラクターで不知火のおなかの下でもふもふしてるよ」

秋葉「それ、マスコットなの不知火な。せめて企画」

忍「ありがちお便りコーナー」

司「ありがちの単語は要らない」

秋葉「あー、作者元々サイト管理人だからな。そっち経由の人の方がメッセージよこすの慣れてたりするよな」

忍「はい」

秋葉「一通目は秘境グンマーのDさん。『買い物に行くとせかぼくの誰が何を買うか考えてしまいます。ちょっとした日常が楽しいです。ニ〇リに行ったら「秋葉の使うベッドってこんなかなー」と思ってしまいました』……オレのベッド、ニ〇リ製なのか」

忍「司くん家はシモンズとかなんか、寝心地良さそうだよね」

司「俺じゃなくて両親が買った家だから。家具もそうだから」

忍「秋葉は家族と同居なのか不明なんだけど(冒頭学生時は同居表現あり)、同居っぽいイメージがあるので部屋は散らかってないだろうという結論」

秋葉「部屋に母親とか入れてないから。掃除くらいは自分でするから」

忍「一番散らかってそうなのは一木くんだよねという話も」

司「マンガと据え置きのゲームソフトが積まれまくっているイメージがあるな」

秋葉「むしろそれしかないイメージです。で、メッセージの続きあるんですけど」

忍「どうぞ」

秋葉「『司さんは洗濯とかうまそうですね』。」

司「俺にそれを振るのか」

忍「両親不在の白上家の家事分担についてお答えします。掃除は基本、自分の部屋は自分、共有スペースは気づいた方がどっちでも。食事は森ちゃん、司くんも自炊します」

秋葉「夜勤とか、生活時間違う時の話でしたよね」

忍「司くんの作るパスタは美味しい」

秋葉「!? お前食べたことあるの!?」

忍「遊びに行ってた時に、夜勤明けで起きてきて作ってたのもらった」

秋葉「……お前、パスタあんまり好きじゃないんじゃなかったっけ」

司「森もそうだが、あっさり系のは割といけるようだぞ?」

忍「店に入ってまで食べないんだけど、手軽に作った感じのがおいしい」

秋葉「どういう味わい方?」

司「手は混んでないから。適当にある具材を放り込んでいるだけだから」

忍「そういうところ、あんまりこだわらないよね。で、問題の洗濯ですが、これも適当に二人とも放り込んでおいて、少し溜まって気づいた方が洗濯機を回します」

司「洗濯すると言っても、洗剤セットしてあとは自動だろ、分担も何も……」

忍「しかし、仕分けは森ちゃんの仕事です。理由は言わずもがな。普通に考えて妹の下着をたたむとかいくら双子でもちょっとアレかなって」

司「人の家のプライバシー事情を洗いざらいにしないでくれ!」

秋葉「いくら双子でもって言うか、同い年ならなおのこと複雑な状況では……」

司「分別までは森がするが、籠に入れて整理するのは自分だからな! 逆もなしだからそれは念を押しておく」

忍「逆」

司「……(これ以上口を開くと余計な想像をさせてしまう)」

忍「そんなわけで、洗濯をするのは洗濯機で、乾いたものの分類は森ちゃんで、仕分け後は各自整理です」

秋葉「なんか……家事だけでも複雑な事情が垣間見える……両親いないって、大変なんだな」

司「大変なところはそこじゃないだろう」

忍「Dさんからのメッセージはこんなところか。よし、次回は突撃司くん家の夜ごはん企画でもしようか」

司「だからなんでうちなんだ」

忍「広いから(きっぱり)」

司「……そんな合理的な理由なら、公爵のところでもいいだろう……」

秋葉「司さん家ってマンションでしたっけ」

司「そうだが……そもそも家に泊まりに来てもお前は空いてる両親の部屋使わないだろう」

忍「使えません。リビングは家族団らん仕様で広いし不知火と寝るからいいんだ」

秋葉「なんで森さんの部屋で寝ないの? 森さんのとこに遊びに行ってるんだよな?」

忍「お互い一人の方が気を使わないから」

秋葉「……類友だな……」

忍「森ちゃんの安眠を妨げるなら、司くんの部屋で寝るわ」

秋葉「連載枠外で問題発言をするなー!」

忍「司くんは敏感ではありそうだけど、人がいても眠れそうだから」

司「二人とも足音どころか気配でも目を覚ますからな」

秋葉「……(邪魔にならない的な意味だったか……そうだよな……(遠い目)」

忍「さて、そんなわけでボクの私のせかぼく学園放送部も第一回終了が近づいてまいりました」

秋葉「うん、いいけどな……すごいな、ダンタリオンいなくてもなんとかなるんじゃないか。しかも、なんか文字数もちょうどいい感じだぞ」

司「何のストレスもない雑談で終わった感もすごいが」

忍「ネタを提供してくれましたDさんありがとうございます。またお便り待ってます」

秋葉「ちょっとしたことでもすぐネタにするからな。むしろお便りしづらくならね?」

忍「またお便り待ってます(笑顔でリピート)」

司「もう締めろと言ってるぞ」

秋葉「わかった。オレが悪かった」


どんなささいなメッセージも(日常的であればあるほど)ネタになる……

お便り待ってます(笑)

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