第9話 虹
「ごらんよ」
スノウ・ウィ は、みづたまのからだに、きれいな…
なないろを映し、きらきら。
「どうしたの、それ」
スノゥ・フレイクは
美しさと驚きとで、ただ
そうとしか言えませんでした。
「ほら、お空のね…」
彼の指差すさきには、虹が…
どこまで、続いているのでしょう…
「行こうね」
スノゥ・ウィは唐突にそう言いました。
聞き直すいとま無く、彼は流れに乗って、虹の彼方へと向かいます。
スノゥ・フレイク、彼女もなんとなく彼の跡を追います。
せせらぎは、大河へと変わり
やがて、海へと向かいます。
虹の向こうは、どこなのかしら....
旅をしながら、スノゥ・
フレイクは
わくわくします。
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