確かに、英雄譚にありがちな派手さはありません。
チープなチートや転生ホットスターターセットのような軟弱者向けの介護もありません。
馬鹿馬鹿しいご都合展開もなければ、ぶっ飛んでいて存在するだけで笑えるような設定もありません。
言わば、地味。
ですが、それだけに風景や雰囲気が地に足着いており、読者と目線が合った、ほどほどなリアリティがあります。
これが実に落ち着く。
こういう作品をお求めの読者は、決して多数派ではないながらも確実に一定数存在していると思います。
あと、何気にパーティメンバーの名前が統一感があるのが個人的にポイント高いです。
適当な西洋風の名前を並べただけのこだわりの感じられない作品が多い中、ちゃんとこだわって考えられている名前を使用しているのは素晴らしい!
小技のテクニカルさが光る、隠れた良作だと感じました。
古典的なゲームが好みな層には、是非ともお手に取っていただきたいですね。