『蜘蛛の糸』、道徳的な要素も強いのですが子供心に衝撃的な結末で、ずっと自分の中に残っている作品です。悪人と言われる主人公じゃなくても、思わず糸を切りたいと思わせてしまうような状況で、果たしてそれは慈悲だったのか……。仏教も然り、宗教にまつわるお話は必ずと言っていい程、人間の欲を試すお話が出てきますね。新解釈、とても楽しく拝読しました。ありがとうございました。