第十三話 ドーラが僕らの世界に来た!!


「じゃ、俺も行くわ」ドーラ

「行けるかどーかわからないよ?前の時、スラえもんは残されちゃったから」

「ああ、そうなったら、そこで待つからいい。お前、すぐ返ってくるんだろ?」

「うん、そう時間かからないと思う」前回は向こうに一週間いても、こっちで5分10分程度しかたっていなかったはずだ。


シュン!

ダンジョン5階のあの場所。

ドーラを抱えて、壁によりかかる。

特に意識しない。帰れればな、一瞬考えて、その考えが消えた瞬間、

コテン


はっ!ドーr

「はっはっは!俺の勝ち!!どうだ?俺は来れたろう?!!!」

「す、すごいよどーら!!なぜ?どーしてできたの?!!」

「魔法だろうなーと、思ってな、、俺くらいになればできる。普通の人間や魔物程度だと絶対無理。

お前も、その馬鹿でかい魔力を貯められるから行き来できるんだぞ?」

そーなんだー、、


「んじゃ、うちに転移するんで、見つからないようにね?この世界にドラゴンいないから、見つかったら大変なことになるから!!」

「おう、わかった」

ほんとにダイジョブかな?


シュン!!


シュン!

「ここが僕の家。」

「ちんまいな、、、」

ガちゃ、「ただいま」

「ゆーちゃん、ごはんもうすぐだから、先にお風呂にはいっちゃいなさいね」

「はーい」


がちゃ、

「ココが僕の部屋。」

「ものがおおいなー、なんだか全くわからんけどな」


がちゃ!

「ゆーちゃん、こんなのが届いたけど、、」

いきなり母親が小包を持ってきた。もろ目の前にドーラがいる。

「渡したわよ、」

って母親は戻っていく。


?????

「え?見えてたよね?」

「いんや?見えてないぞ?」ドーラ

「え、だって見えているよ?」

「お前には見るさ。俺がそーしてるんだから」

「魔法?」

「ああ、一種の隠蔽魔法だ」

へぇ、、、

??え?

「この世界でも、魔法、使えるの?」

「土地にも大気にも全く何も感じないんで、使えるのは、お前が体内に蓄積してある分だけだぞ?それを使い切ったら、向こうに戻れないかもな?」

・・・・・

「・・・わかった、気をつけるよ、、」

「さあ、飯!」

「いや、風呂さきだよ」

「さっき入ったろーが、、」

「一応こっちでも入った形跡残さないとおかしいでしょ?」

めんどくせー、とかイイながらドーラも一緒に風呂に行く。


あれこれうるさい。

これはなんだ?あれはなんだ?って。

なので、

夕食後にスーパーに行った。

シャンプとかリンスとか、マキとティナにおみやげで持っていく。子どもたちが来るので大きい瓶と詰替え用も買わなきゃね。

お菓子も多めに、一番でかいゴミ袋に詰め込む。

ナイフ、フォークとスプーンセットをまだ開いていたリサイクルショップで幾つも。


翌日から昼間は一緒に学校に行く。

教室ではドーラは飛び回っていたり、校舎内を徘徊している。昼はユータの給食を勝手に半分食う。

一週間くらい発つと、大体必要なものは揃った。


「ユータ、おまえのこの腰袋、これに”ストレージになれ”って付与掛けてみ?」ドーラ。

言われた通りにやってみる。

??

「できてんじゃね?そのデッカイ黒い袋いれてみ?」

えー、こんなでかいん・・・・

すっと入った。おもしろいんでどんどん入れる。

「面白いねー、もっとなんか入れるもんあるかな?」


「をいをい、、血迷いなよw必要なもんだけでいいんだからな?

いつでも帰ってこれるんだろ?」


「まぁそうだね。んじゃ、行こうか!」

夜中だ。次に返ってくるのが夜中になる。都合が良い。



シュン!


シュン!

洞窟の奥、、、

あ、、だめ、、眠い、、、

・・・

ぺしぺしぺし、、

う、うーーん、

「起きろー、あさだぞー!嘘だけどw」ドーラ

「あ、ドーラーえも・・」

「おきたのか?寝ているのか?」

「あ、うん、起きた。いつもね、ここで眠くなるんだよ」

・・・

「ま、ソレには従うほうが良い。なんかの仕組みだろう。悪いことではないはずなので、眠くなったら眠っておけ、ここでは」

「うん、そーする」


で、

ドーラを抱えて壁に、、

コテン


「きかーん!!返ったぞ!俺様は!!異世界に行ったドラゴン第一号だっ!!!」

ドーラ、それを狙ってたのかー、、、


「んじゃ宿の部屋にいくよ」

シュン!


シュン!

邸の僕の部屋。

こんこん!!

ノックの音??

え?

こんな時間に、誰?

きぃーー、、

・・・・・「皆さん?何してんですか?」

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