第25話 今日もモノマネ
普段は、内向的で、無口で真顔、心を開いた人には物凄く外交的になる私は、自分でもこの性格がめんどくさい時がある。
だからと言って、幼い時からなので昔、働いていた時に関西の方に難儀な性格やねえ」言われた事もあるが、10年は経過しても変わらない。
そんな私だが、なぜか時々、故人の祖父母から両親や友人や少し心を許している知り合いに爆笑される技がある。
幼稚園の時から観察力と洞察力はあるため、好きな人と嫌いな人の仕草をよく見ている。
気がつくと、上手くなっている。地味な技だ。
モノマネと言っても、細かい事で父親の歩き方や、ご近所の人のふとした仕草、同級生の口癖だったりする。
おもわず「なんで、あんな行動してるんだろ?(仕草をまねながら)」話すと目の前にいる人が、大爆笑するので驚く。
普段は、家族でも無口なので何を考えているのか分からないらしいが、モノマネだけはクオリティーが高く、自分の言葉より伝わる。
なぜだ。伝わるなら自分の言葉が伝わってほしい。
特に、家でくらしているハムスターのまねが1番上手いらしく、母親が「本当によく似てるね!だはは!」と大爆笑する。
来世は、人間としては不器用な私はハムスターにでもなって甘やかされ放題の家で一生を過ごしたい。
今日も私は地味にものまねが上達していく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます