ダビデに恋して ２

第58話 使徒ヨハネ ヨハネによる手紙（愛）

『愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。 愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。 神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。 愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。だれでも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人のうちにおられ、その人も神のうちにいます。 私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します』

新改訳聖書　ヨハネによる手紙第一4章から抜粋

　ヨハネは手紙の中で、神は罪深い人間の為に、ご自分の子を贖いの犠牲として世に遣わされたと書いています。それが神の愛であり、イエスに信仰を働かせて、神に感謝を捧げるならば、救われると述べました。

　そして神への全き愛があるならば死ぬ事さえ恐れないという事です。殉教上等！

　死に至るまで忠実を示すという覚悟は、キリストの愛が迫った時に出来るものであり、自分を神の愛のうちに保つ秘訣だと、ヨハネは手紙に記しています。

ん？　キリスト教の愛って難しいと思われました？　では、分かりやすく替え歌で説明致しましょう。The 虎舞竜のロードの替え歌です。ヨハネ視点です。

*･゜ﾟ･*:*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

ちょうど７０年前に　宴会があった夜

昨日の事のように　今　はっきりと思い出す

サロメがねだったせいで　ヘロデがクビチョンパさ

いつまでも　嘆く　辛い　洗礼者ヨハネが死んで

メシア　イエス・キリスト　まるで神の子のように

微笑みを浮かべたまま　１２使徒を選んだ

怒り狂う僕を　恨めしそうに睨んで

僕の手を握りかえし　「愛を示せ……」と言った

何でもないような事が　幸せだったと思う

何でもないような事　二度とは戻れない夜

ちょうど６８年前に　イエスが捕まった夜

昨日の事のように　今　はっきりと思い出す

ユダが裏切ったせいで　イエスは捕縛された

いつまでも続く　黒い裁判は　死刑で

十字架の上のイエス　まるで羊のように

微笑みを浮かべたまま　眠れる贖いの犠牲

没薬（ヒソプ）を押し付ける兵士を　恨めしそうに睨んで

天の父を仰ぎ見て　「事は成った……」と言った

何でもないようなことが　幸せだったと思う

何でもない夜の事　ペテロがやらかした夜

ちょうど６０年前に　この道（クリスチャン）を選んだ兄

昨日の事のように　今　はっきりと思い出す

ヘロデが怒ったせいで　ヤコブは殉教したさ

あれからも続く　酷い　クリスチャンへの迫害

イエスの１２使徒は　まるで子供のように

微笑みを浮かべたまま　眠れる天の信者

神様は愛した弟子を　誇らしそうに見つめて

命の書に刻み込み　「忘れはしない……」と言った

イエスに従う事が　幸せだったと思う

神に愛される事が　一番幸福な人生

　雷の子と呼ばれたヨハネは、イエスと神に愛されている事を知って、生き方を変えていきました。先に愛されたので、忠実に生きることで神への感謝を示せたのだと思います。

　神を愛する生き方が尊いということ手紙で知らせました。

　使徒ヨハネは百才近くで老衰で亡くなり、天へと召されました。

お疲れ様でございました。